マイキーガード ページ12
(マイキーside)
マイキー「今何つった？？エマ」
エマ「だーかーらー。A姉ここんとこずっと
灰谷蘭って人に告白されてるんだって」
俺はA特性のオムライスにA特性の旗
を立てて食っていると
エマがそーいえば。と思い出したように言った。
マイキー「マジ？」
エマ「マジ。毎日校門まで迎えに来るんだって、
それで家まで送ってもらってる。
この前ウチ、遭遇したよ。」
灰谷キョーダイの兄ちゃんの方はAにベタ惚れ
してるらしい。
六本木のカリスマって言われてるヤツらで、
いっつも女連れて歩いてるなー。
Aはなんでも出来て、めっちゃ美人だ。
だから見た目に惚れて告白する男はゴマンといる。
けど結局、思ってたのと違うってフラれる。
なんでかな、
見た目にそぐわず男勝りだから？
ハッキリ物事を言うから？
完璧そうなのに実態はおっちょこちょいでお茶目
なかわいーヤツだから？
相手が腰抜けなのが悪いんだ。
Aは悪く無い。
とにかく理由はなんであれ
俺の、俺たちの大事なAをそんな簡単に
傷つけて欲しくない。
だから俺はAに寄り付く男をバレないように
排除する。
､､､､まぁ、それでも追いつかないくらいの量に
毎日告白されてるから全部じゃねーけど。
中身まで見てAを大事にしてくれる男。
俺より、或いは俺と同じくらいAを愛して
やれる男じゃないと認めねー。
エマ「顔怖。マイキー。眉間にシワよってるよ」
マイキー「あ、わりぃ」
エマ「何考えてたの？」
マイキー「今度もAを守らなきゃなと思ってさ」
エマ「そーだね。」
マイキー「Aさ、ぽわぽわしてるから」
エマ「ねー。なんでも出来てしっかりしてそうに
見えて危なっかしいからなぁ」
マイキー「だから俺がちゃんと見張んねーとな」
エマ「電話してたよ。そーいえば」
マイキー「は？」
は？聞いてねーんだけど。何してんのあいつ
マイキー「俺明日Aの学校行くわ。」
これはやべぇな。
エマ「え〜。ウチも行く」
マイキー「ケンちんも連れていくか」
エマ「いーじゃん！！ドラケンも連れてきてね！」
マイキー「おー。」
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作者名：風花 | 作成日時：2021年11月5日 21時
