白い天井 ページ33
(夢主side)
『､､､､んッ､､』
私は目を開いた。､､､､ここは何処？
白い天井。蝶屋敷？
宇隨「Aッッ！！Aッ！！」
雛鶴「Aッ！起きるんだ！」
まきを「Aッ！！」
須磨「Aぢゃぁァァん！！！！」
私の大好きな人たちの声がする。
私は勢いよく起き上がった。
『いででっ！！！！』
が、体に激痛が走った。
宇隨「馬鹿野郎ォ！いきなり起き上がるんじゃねー
大人しく寝とけ。」
まきを「あんたは全身骨折してるんだよ。」
須磨「おでこと頬に大きな傷が､､うぅっ」
雛鶴「派手に闘ったんだね。」
須磨姉はともかく他の皆も目をうるませてる。
ガラガラ。
胡蝶「あら。やっと目覚めたんですね。」
『､､､しのぶちゃん､､､。煉獄さんは、』
胡蝶「亡くなりました。」
それを聞いて私は泣き崩れた。悔やんだ。
心のどこかで望みの薄い期待を抱いていたんだ。
”煉獄さんは強いから生きてる”って。
そんなの絶対無いのにね。ホント、私って
物分りが悪くてダメだね、馬鹿だよ。
『､､､煉獄さんを､､､守れなかった、死なせてしまった
最後まで守られてしまった、』
”もう少し私が強ければ”
”私が猗窩座の首を仕留めていれば”
そんなどうしようもない後出しのたられば
ばかりが頭を回る。
胡蝶「Aちゃん､､､。」
宇隨「お前は偉いよ。煉獄ですら押されている
相手に対して怯まずに派手に闘い抜いたんだ。
流石だなぁ。俺の継子はよォ。」
宇隨「A。よく生きて帰ってきた。」
師範は私の頭を撫で優しく抱き締めた。
『ひぐっ、､､､もっと強くなりたい。もう誰も
死なせないくらいにっ、強くなりたい！』
雛鶴「あんたも致命傷なんだ。そんな気に病むな
炎柱様はそれを望んじゃいないよ。」
まきを「そうだよ。十分さ、Aは強いよ」
須磨「そんなに泣いてると炎柱様も安心できないわ」
『､､､。うん。』
胡蝶「Aちゃん。顔の傷を綺麗に直しましょう
せっかく美人さんなんですからね。」
『､､､。もし治らなくてもいいんだ。これは
私が死ぬ気で戦闘した証なんだから､､さ。』
これは煉獄さんが生きた証。
一緒に戦った証なんだ。
胡蝶「､､､。治しましょうね。私が気に病みます」
『うん。､､､直そう。』
私はそれから何も喋れなかった。
否、喋れる気力すらない程に落ち込んでいた。
ラッキー鬼殺隊員
胡蝶しのぶ
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風花(プロフ) - 朝はパンよりご飯派さん» そうなんですね、勉強不足ですみません。ご指摘いただきありがとうございます (2022年5月4日 17時) (
レス) id: de4e4ca07b (このIDを非表示/違反報告)
朝はパンよりご飯派 - アレ？悪鬼滅殺の文字は、柱しか入れられないと思うんですけど。 (2022年5月4日 11時) (レス) @page1 id: 913863b25c (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - 自分の性格に合っていて、読んでいて楽しかったです。更新楽しみにしてます!! (2021年10月26日 18時) (レス) id: 7aeb0d2eec (このIDを非表示/違反報告)
佐賀出身の海苔 - 十二話まで下弦の陸の陸が録になっていました。 (2021年10月6日 18時) (レス) @page12 id: 15b86e3eec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風花 | 作成日時：2021年9月2日 22時
