霞柱亭 ページ16
(時透side)
トントン
『ごめんくださーい。時透無一郎さんのお宅
であってますかぁ』
時透「ぷッ。」
確信無いままここまで来たんだww
さすがAと言ったところだ。
もし違ったらどうするつもりなんだろ、、
時透「合ってるよ。」ガラガラ
俺は戸を開けて彼女を見た。
時透「ッッ!!/////」
可愛い。可愛すぎる。隊服の時とは違う
可憐な水色の着物を身に纏うAは
いつもより大人びて、艶やかに見えた。
『無一郎君。顔真っ赤だけど大丈夫??』
時透「別に顔赤くないし」
『ふぅん。これ、師範が手土産に持って行け
って手渡してくれた。どうぞ〜』
無一郎「ありがとう。後で一緒に食べようよ」
『いいの!?ぜひ!』
無一郎「ええっと。その着物素敵だね。
似合ってるよ。」
僕はどうしてこんな褒め方しかできないんだろ。
他にもっとあったはずなのに、
どうにもこの娘の前だと上手くいかない。
『ありがとう!これね?ひな姉達が私の為に
仕立ててくれたんだ!宝物がまた増えちゃった』
僕の自己嫌悪した言葉を君はいつだって
嬉しそうに感謝して僕にはにかむんだ。
-----------------------------
『やっぱり柱のお家は大きいね。私の所は
5人いるから賑やかなんだけど、』
『、、、、無一郎君は1人で寂しくない?』
”寂しい”という感覚はどんなものだっけ、
時透「よく寂しいって気持ちは分からないんだ」
『えっと。ほら!任務帰りとかに無一郎君と
偶然出会った時に屋敷が反対方向でしょ?
その時に私は寂しいなぁって思うよ。』
あれは偶然を装ってるんだよ。君に会うために。
いい加減気付きなよ。
時透「ふふ。僕も”寂しいよ”」
きっとAがそう思うのならそうなんだ。
『あっ!知らないって言ってたのに知ってる
じゃない!無一郎君ったら。』
”一生懸命説明したのに”とむくれるA。
時透「中庭でちょっと座っててよ」
『え?』
時透「お茶を容れてくるからさ。」
『いや!そんなお気になさらず!!』
時透「はぁ、、、じゃあ僕が君とお茶が飲みたいから
それじゃダメ?」
『、、ぐぬぬ。ずるいぞ、、、、。ありっ!!』
時透「じゃあ容れてくるね」
ラッキー鬼殺隊員
胡蝶しのぶ
234人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
風花(プロフ) - 朝はパンよりご飯派さん» そうなんですね、勉強不足ですみません。ご指摘いただきありがとうございます (2022年5月4日 17時) (レス) id: de4e4ca07b (このIDを非表示/違反報告)
朝はパンよりご飯派 - アレ?悪鬼滅殺の文字は、柱しか入れられないと思うんですけど。 (2022年5月4日 11時) (レス) @page1 id: 913863b25c (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - 自分の性格に合っていて、読んでいて楽しかったです。更新楽しみにしてます!! (2021年10月26日 18時) (レス) id: 7aeb0d2eec (このIDを非表示/違反報告)
佐賀出身の海苔 - 十二話まで下弦の陸の陸が録になっていました。 (2021年10月6日 18時) (レス) @page12 id: 15b86e3eec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:風花 | 作成日時:2021年9月2日 22時