【鬼滅の刃】夜兎、呼吸取得出来ず苦戦中

１９．ぱっつん ページ33

？？「ギャーギャー騒いでんじゃねェ！
いいから殺しに来いよ鬼ｨ ｨ！！」


『鬼狩りつーのは変人しかいねぇーのかよ！？』


？？「テメェが来ねぇんなら俺が行ってやる！！」




首に目掛けて一直線に線が伸びる


(っっ！！！)


咄嗟(とっさ)に目を閉じ、頭を庇う




ガヂンッッ！！！！


カタカタと金属の擦れる音に
首が切られていない事が分かり、目を開けた



宇随「不死川、刃を下ろせ」


不死川「鬼をかばうのか」


宇随「お前も気づいてんだろ、派手なのは良いが
やり過ぎだ」


不死川「………。ﾁｯ」



刀を下ろし、ジリジリと俺を睨む



(いや、怒ってんの俺の方なんだけど)


宇随「つかお前、その髪どうした」


不死川・A『「俺が切った(に切られた)」』


宇随「ブフッッいやそれ、ちょっっ」


『な゛っ！笑うな！！』


宇随「似合ってる似合ってる(笑)」



わざとらしく笑いをこらえる宇随に
拳を出すが全く相手にされない



『あーー！！もう！！！』



宇随の肩をどけ
不死川に近づく



不死川「んだよ」


『この責任はきっちり取らせてもらうからな』


不死川「髪くらいすぐ伸びんだろ」


ｲﾗ)(こいつ謝り方も知らねぇのか)



袖(そで)をまくり上げ、腕を出す

内側の白い袖(そで)を引っ張り出し
爪で穴を空け、引きちぎった



ビリビリッッッ


不死川(は？こいつ何してんだ)


宇随「お前それ、大事なもんじゃねぇのか」


『いいから。ほら』



グイッと不死川の腕を掴んだ



不死川「俺に触ってんじゃねぇ！」


ぐぐぐ…


『うるさい、黙って大人しくシロ』


不死川「………。」



グイッと腕を引き
布をグルグルと巻いていく



不死川「…………」


『…………』



白に赤が滲(にじ)む



不死川「……」


キュッ

『うし、こんなもんかな』


宇随「下手くそ」


『知らん、自分でやったんだ
後は胡蝶さんにやってもらえ』


不死川「………」


『それより伊黒さんは？』


宇随「は？鳥居の前にいるだろ、疎(うと)いな」


『え゛！？』


伊黒「別に気配を消してはいないぞ、それよりこんな
所まで逃げてたのか」


『逃げてません！、気がついたらここに』


伊黒「……ﾊｧ、」


『……よ、よく居場所が分かりましたね』


宇随「派手に鬼が飛んでたからな」


『あーーーーナルホド』


伊黒「もう少し考えて行動しろ、たった一つの判断が、自分を追い詰めることになる

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