し ページ6
夢を見ていた＿＿_
酷い悪夢だった気がする。
苦しい…
苦しい…
苦しいよ…薬研っ
呪縛を解いてっ…！
必死にもがく私
それを冷たく見る薬研
何度訴えても何度叫んでも
彼には聞こえていないようだった…
でも何故か…
酷く悲しい顔をしていた気がする
薬研｢もう…止められねぇ。｣
その言葉を最後に、
私は目が覚めた
『……』
布団の上でしばらく呆然としていた
時計は9時を指している
(寝すぎた…おかしいないつもなら7時に目が覚めるのに)
あぁ…そうか…
(今日は薬研がいないんだ)
今日は確か薬研は朝から出陣
毎日決まって7時に起こしてくれる
私の近侍はいないんだ。
ふと、自分の後ろにある机を見ると、
朝餉と置き手紙があった。
＿＿____食べたら離れに来てくれ＿＿＿___
この字は…
山姥切…？
離れに、なんで…
あそこは滅多に使わない場所なのに…
でも、今日は薬研はいないし…
久しぶりに話せる…
私は久しぶりに山姥切に会える事に
浮き足立っていた。
あわよくば他の刀達にも会えるかもっと…
このあと起こる悲劇を知らずに＿＿
山姥｢……｣
俺は今離れにいる
主に会うためだ。
今日は"あいつ"がいないから、
ここぞとばかりに約束を取り付けた。
そろそろ起きて朝餉を食べているだろうか
最後に主と喋ったのはいつだっただろうか
早く会いたい。
考えるのは主の事ばかり
最近、話すどころか姿すら見ていない。
それは他の刀も同じだった
｢主…最近見ねぇな…｣
｢"あいつ"の話によると仕事が忙しいらしいが…｣
｢元気にしているのだろうか｣
｢会いたいなぁ…｣
どんな話をしていても
気づけば主の話へと変わっていた
それもこれも全ては"あいつ"が原因だった
薬研藤四郎＿＿＿
俺の次に主の物になった刀
俺は今日…薬研から主を取り戻す為に
動くことにした
他の刀の為に、
主のために、
俺の為に、、
山姥｢……独り占めは良くないぞ。薬研…｣
俺は嫌になる程澄み切った青空に向かって
呟いた_＿＿＿
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奏 - 薬研ヤンデレなんて最高です！はぁ好きすぎる (2021年3月24日 21時) (
レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
凛麗(プロフ) - 狐鬼さん» コメントありがとうございます！文才があると言って頂けて嬉しいです(*ﾉ∀ﾉ)更新頑張ります！ (2019年5月1日 21時) (レス) id: d83ee589e6 (このIDを非表示/違反報告)
狐鬼(プロフ) - 愛して愛して愛して。私も好きな歌なんです！！文才もあってとてもいいと思います！！これからも更新頑張って下さい！！ (2019年5月1日 13時) (レス) id: 4e433b0588 (このIDを非表示/違反報告)
凛麗(プロフ) - 氷月さん» コメントありがとうございます！ ハッピーエンドですか！了解しました！更新頑張ります(^^♪ (2019年3月7日 19時) (レス) id: d83ee589e6 (このIDを非表示/違反報告)
氷月 - ハッピーエンドがいいです！更新頑張ってください！ (2019年3月7日 18時) (レス) id: acb67715b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗亜 | 作成日時：2018年8月20日 15時
