【進撃の巨人】気になる補佐官【リヴァイ】 (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:15,816 hit

第5話ページ7

。

エル｢以前は仲が良くてな。

上司ではあったが、
エルヴィンと呼ばれていた。

あいつは酒が好きで、よく一緒に飲んだ。｣

～～～
貴『エルヴィン。
今日は寒いからウォッカを持ってきたぞ。』
～～～

思い出す。
嫌でも何度でも、頭に浮かぶ
いたずらをした少年のような笑顔。

エル｢今は、敬語が抜けず、必要最低限の会話しかしなくなった。

私は悪魔、マルーを殺したも同然だ。
恨んでいるのだろう。｣

リ｢……。｣

エルヴィンは態度こそ普通だが、
言葉には悲しみが込められていた。
しかし、後悔はしていないようだ。

リヴァイはそれを見て、あえて何も言わなかった。

エル｢Aは、
何年か前の話だがマルーに付く前、
若くして分隊長をやっていたこともあった。
だが、部下を幾人もなくし、
その辛さから、耐えられず止めてしまった。

彼女は身体は強くとも、
心は君の言った通り、飛び抜けて脆弱かもしれない。｣

リ｢………そうか。覚えておく。

今夜はどうも酒が不味い。｣

そう呟けば、エルヴィンは笑い

エル｢そうか。

では不味い酒を貰っていってくれ。
今日はありがとうな。｣

そういって、まだ重い
酒の瓶を渡してきた。

リ｢あぁ。｣

それを受け取り、部屋を後にした。

。