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2人で敷物を敷き、私の作ったお弁当を広げる。

「おいしい!Aちゃんは素敵な
お嫁さんになるね。」
嬉しい。けどわざと意地悪なことを言ってみる。
『その褒め言葉古くない?笑』
こんな他愛もない話をして盛り上がった。

『ギター持ってきてるよね。聞かせて?』
わざとあざとく聞いてみると
照れて、
「うん」
一言だけ答えてくれ、ギターの音が響く。


私の6年間欲していた、初恋の人の歌声は
優しく人を包み込むような落ち着いた歌声。
こんな簡単に言葉にしていいのかわからない。
わからないけど、そんな素敵な歌声。

私は彼をより一層好きになる。


『どうだった、?』
少し不安そうに聞いてくる。
私は長々とテレくんの歌声と演奏の良さについて
語った。

「もう大丈夫、!ありがとう」
恥ずかしそうに焦ったように照れながら
話を止められた。




『ギター重くないの?』
突然疑問に思ったので質問してみた。

「なんで?」

『持ち運ぶ時大変そうだなーって』


「見た目より重くないよ。Aちゃんの中学の
ときの参考書のが重いかも?笑」

え?

「あ、」


気づいてた、?


「いやあの、Aちゃんが可愛くてつい、」
すごく焦った顔をしている。

この後3分くらいAちゃ〜ん、ごめんね〜、と
申し訳なさそうに謝ってくるのを無視した。
その間に色々話してくれた。

私がいるから大学を受けたこと。
実はテレくんからの一目惚れだったこと。
『つまり私すごい愛されてるね』

「そうなんだよね」
気まずそうで少し面白くなってきてしまう。


『つまり私の初恋の責任は重大だよね。』

「そうだね」


『責任とってね』
ゆびきりげんまんの形で手を出すとすぐに
指を絡ませてくれる。

「6年前から決めてるよ。」
そういって頬にキスをされる。
テレくんは真っ赤な顔で両手で私の頬を掴み
もみくちゃにしてくる。

きっと君は誰より私を大事にしてくれる。

『末長くよろしくね』

「こちらそよろしく」


またギターの音が響く。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『他の女の子だったら何とも思わないけど、
Aちゃんだからあざとい仕草も
全部可愛いって思ったんだよ?』

ジャンハオ→←•



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cow(プロフ) - まいまいさん» 私もそこが1番やばかったです( ; ; )パクハの努力が報われますように、、! (2023年4月27日 3時) (レス) id: 78c2261663 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - エンディングのパクハを見て号泣しました、。 (2023年4月22日 8時) (レス) @page15 id: 3e35c46259 (このIDを非表示/違反報告)
cow(プロフ) - 報告ありがとうございます(>_<) (2023年4月4日 14時) (レス) id: 78c2261663 (このIDを非表示/違反報告)
うな! - フラグ立ってますよ!素敵な作品なので、更新楽しみにしています! (2023年4月4日 13時) (レス) id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cow | 作成日時:2023年4月4日 3時

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