ホグワーツ ページ22
しばらくすると汽車は停車し、押し合いながら列車の戸を開けて外に出た。そこは薄暗い小さなプラットホームだった。寒さでブルリと震えると、ハリーが手を握ってくれた。
ハグリッドへホグワーツの中まで案内された。
ハグリッド「マグゴナガル教授、イッチ年生の皆さんです」
マグゴナガル「ご苦労様、ハグリッド。ここからは私が預かりましょう」
マグゴナガル先生はエメラルド色のローブを着た背の高い黒髪の魔女だった。この人に逆らってはいけない、とダーズリー家で鍛えた直感でそう悟った。
やがて、広間前の小さな小部屋に案内され、「組み分けの儀式が始まるまで待っていなさい」と説明を受けた。私は髪を少し整えた。
マグゴナガル「さあ、一列になって。付いてきてください」
先生が号令をかける。
私はカチコチと固まった足を動かしながら歩いた。広間は幻想的な場所だった。何千というロウソクが空中に浮かび、四つの長テーブルを照らしていた。天井は空のように星がキラキラと輝いている。
組み分けは帽子で行われるらしい。
試験じゃなくてホッとした。
ロン「フレッドの奴……あとでとっちめてやる！なーにがトロールと取っ組み合いさせられる、だよ」
『あはは…』
私はロンに苦笑いをした。
生徒がたくさん呼ばれて行く。ネビルもハーマイオニーもロンも皆グリィフィンドールだった。私たちは昔からの癖で手をずっと握り合っていた。昔から怖いことや緊張するときは２人で手を握る。
マグゴナガル「ポッター・ハリー！」
突然、広間がシンと静まり返った。
ハリーは名残惜しそうに手を離し、組み分け帽子の方へと向かった。私は突然心細くなった。
ハリーが帽子を被って何分経過しただろう。
しばらくして帽子は高々に「グリィフィンドール！！！」と声を上げた。
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†NANA†(プロフ) - ページ18で、「どこもいっぱいなんだ」が「どこいっぱいなんだ」になっています。 (2022年4月5日 17時) (
レス) @page18 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 話の続き書かないんですか？ (2021年8月12日 14時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 質問していいですか？ (2021年1月5日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - すごく面白いです！これからも頑張ってください！！ (2020年5月14日 3時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 氷翠さん» ありがとうございます！頑張ります！！！ (2019年10月9日 23時) (レス) id: 965a72705d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2019年9月22日 23時
