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志保姉が言葉を続けたから、耳を傾けようと、新一の座席の背もたれから前に乗り出す。
「わかるのよ匂いで…組織にいたものだけが発するあのイヤな…」
「別に変な匂いなんてしねーけどなぁ…」
「ふざけないでくれる…？」
「それって、第6感的な感じ？」
「えぇ、そんなものね。」
志保姉、新一に対してより俺に対しての方が態度柔らかい！ねぇ、見た？今の志保姉の微笑み！可愛すぎ！羨ましいでしょ！
そんな気持ちを込めて目を輝かせて新一の方を見るも、普通にスルーされた。解せない。
「でもよー、そんな第6感でわかるんならピスコの時も…」
「ええ、薄々そうじゃないかと思ってたわよ…」
え、ピスコ？それって、蒸留酒だよね？確か、ペルー原産のブドウ果汁を使った、爽やかな風味と優しい口当たりが魅力的で、カクテルとしても人気なブランデー。
んーと…？志保姉が博士のとこに来た時ちゃんと話聞いてなかったのが悪かった？あれ、そういや新一ってば全然相手にしてるヤツらのこと俺に話してくれてなかったなぁ。
なに？ヤツらが相手なの？そういや新一に薬飲ませた相手って黒ずくめの2人組で、1人は長身の銀髪、もう1人はガタイのいいサングラスの男って…
………え？ジンとウォッカ？待って無理。あいつら相手は死ぬよ新一。お前よく生きてるな。ジンと取引現場で出くわして生きてる一般人なんて
あ、俺一般人じゃないや。
俺、あいつらの相手だけはしたくなかったのに。いや、ジンだけは1発殴ってやりたいとは思ってるけどさ。
まぁ、俺がハッカーとして名乗る名前の由来を作ってくれたことにはほんのちょっとだけ感謝してるんだよ。でも俺の愛するレスポールにベレッタの銃口を向けたことだけは許さない。しかも3発も打ち込みやがって。
ジンと出会った6年前の出来事を思い出して思わず舌打ちをすると、俺の方をぎょっとしたように見上げる2人。
「お、おい…零哉……？」
「零哉、あなたどうしたの…？
急に舌打ちなんて……？」
「あぁ、ごめんごめん、どっかの小さな名探偵くんが、自分の追ってる連中についての情報を俺に今まで何も詳しく話してくれてなかったことについて怒ってる訳じゃないから。」
とりあえずハッカーとして働いてるのはバレたくないから本音も混ぜて嘘をつく。
ニコッと笑った俺に新一が顔を引き攣らせながら「わりぃ…」と謝ってくれたので許すことにしよう。
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湊(プロフ) - 救済する方に一票お願いします (2020年6月20日 21時) (
レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶 - 救済する方がいいです！ (2020年6月20日 19時) (レス) id: 36101ccc47 (このIDを非表示/違反報告)
月影 晃(プロフ) - ゆいきさん» コメントありがとうございます！投稿ゆっくりになりますが、救済ルートで書いていきたいと思います！気長にお待ちください！ (2020年6月20日 18時) (レス) id: 0889d36c4a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいき(プロフ) - 警察学校組全員救済 (2020年6月20日 18時) (レス) id: e371e3bfbd (このIDを非表示/違反報告)
月影 晃(プロフ) - といしさん» 絵心ないのでメーカーで使ってます (2020年5月17日 10時) (レス) id: 0889d36c4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影 晃 | 作成日時：2020年3月23日 22時
