第１１話 宛て ページ13
ス「…チィッ」
マ「そんな……」
悔しそうに顔を歪める二人に対し、Aは目を開けて困ったように眉を下げる
貴「ごめんなさい……でも、平気よ。きっとこれも運命なの」
ス「ンな運命受け入れてんじゃねーぞぉ」
マ「そうだよ…っそれに、彼はどうするつもりだい」
マーモンの言う彼とは、言わずとも白蘭の事だろう
貴「彼にも…病の事は話したわ。……彼をおいて逝ってしまうのは、とても心配よ」
世界を映さない瞳
自分や他人への無関心
そんな白蘭が、ようやく人間らしくなってきているのだ
だからこそ、Aは今倒れる訳にはいかなかった
だがAの言葉は、すでに死を感じているような言葉
マ「じゃあ、ずっと傍にいてあげなよ…！病気なんて治して、ずっと！それでまた……僕にお茶を淹れてよ……」
ス「……」
ここまで感情的になるマーモンは珍しく、マーモンを横目で見ながらスクアーロは少し驚いていた
貴「……一つだけ、宛てがあるの」
マ「宛て…？」
Aの言葉に二人は首を傾げる
貴「そこに、行ってみようと思っているわ」
ス「一人でかァ？」
貴「えぇ」
ス「今日みてーに一人で倒れたらどうするつもりだ」
マ「なら僕も行くよ。いいでしょ隊長」
う゛む……と唸るスクアーロに対し
隊長？と首を傾げるA
貴「で、でもマーモンくんに悪いし…」
マ「何も悪くないよ。僕が行きたいから行くんだ」
ス「…分かったァ゛、クソボスには俺から何とか言っといてやる。だが、とっととAの病気治して帰ってこねーと減給だからなぁ゛」
マ「ありがとう隊長！」
クソボス、減給、のワードにまた首を傾げるAだが
ブンブンと頭を横に振って払い
貴「…ありがとう」
二人に、感謝を述べる
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１９０２２ - 完結おめでとうございます！いいお話で、この続きを書いてほしいです！！ (2019年7月22日 19時) (
レス) id: 18b5c09236 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずきゅん - マジでいいお話でした! 完結おめでとうございます (2018年8月8日 12時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
琉夏(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっても良いお話でした！ (2018年4月28日 20時) (レス) id: ef575bdd2b (このIDを非表示/違反報告)
アルコバレーノ(プロフ) - お疲れ様です！！ (2018年4月28日 19時) (レス) id: a27a3130fb (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - 琉夏さん» 応援ありがとうございます！！３０話ほどで完結しそうですが、最後まで頑張ります！ (2018年4月25日 19時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシマロ王子♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2018年4月13日 19時
