検索窓
今日:11 hit、昨日:11 hit、合計:17,098 hit

【母親】と鬼ごっこ。 ページ10

『遊ぶと言ってもなぁ。何か遊びたいのある?』

「鬼ごっこ!」

「あ、やりたいかも………」

「久々に体を動かしたいよ。」

『そうだな、んじゃ私が逃げてキミ達が鬼ね。私を捕まえたら一つだけ、何か言うこと聞いたげる。』


そう言えば、準備体操をし始めた子ども達……と父親ズとSarventeとRuv。


『ちょ、キミ達もやるの?』

「ちょっと僕も体が鈍ってきたかなって思って……いっつも僕に体を動かせって言うのはAちゃんでしょ?」

『確かに言ったけどさぁ……』


まさかVictorとGarcelloまで参加するとは思わなかった。

こちらを見て、悪巧みをしてる子どものようにVictorはニヤリと笑っていた。

Garcelloは、はたから見たら乗り気ではなさそうだがこちらも悪い笑みを浮かべていた。


何か言うことを聞くに反応したな?

しゃあない。全面的に抵抗するか。

ま、フィールドは私の庭だから人数差のハンデになっただろう。


『さ、やるやつは外に出ろー。裏から山に続く道に抜けるから迷うんじゃねぇぞ。』

「はーい!」

「が、頑張るぞ……!」


うむ、意気込みは十分だな。


「ガキなんかに負けてたまるかよ。」

「僕は多少は山のこと知ってるから有利……かな?」

「俺は……不利かもな。」


問題はこの父親ズ。

子どもとは違って頭も回るから厄介だ。

最悪、父親ズに捕まらなければ良いのだ。

こいつらは木の間を飛ぶなんて野蛮なマネはしてこなかったろうから、一般的な常識で私を見るだろう。

その一般常識を全部覆して逃げ切ってやる。


「今は三時半だから……四時四十五分には教会に居たいね。」

「今から山頂まで上がるとしたら十五分はかかるから、鬼ごっこができるのは大体一時間くらいかな?」


一時間か……長いなぁ。

でも逆境不利な状況は慣れている。

逃げるのも、隠れるのも、最悪抵抗するのも慣れている。

ここまでやる気を出されると、私も捕まりたくなくなるし、何より真剣に捕まえに来てるこの子達にも失礼だ。

全力でかかってくるのなら、こちらも全力で迎え撃とう。


『さあて、制限時間は一時間。フィールドはこの山だけ。でも雨が降ったりしたら一時間経ってなくても切り上げるぞ。異論は?』

「ありません!」

「なーい!」

「了解………」


うんうん、ごねたりしないでいい子だ。

速攻で異論なしと返ってきて安心した。


『じゃあ一分。一分待ってから捕まえに来い。よーい!スタート!』

【コクロウサマ】と脚。→←【母親】と父親。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
設定タグ:FNF , FridayNightFunkin
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おげげいげ(プロフ) - 無名さん» 待たせてしまい、申し訳ありませんでした! (2021年10月11日 15時) (レス) id: 2c07cc7f92 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 復活おめでとうございます!ワ-イ (2021年10月10日 17時) (レス) id: 776fdad7d6 (このIDを非表示/違反報告)
ヘル - おう…気を付けてー! (2021年9月20日 0時) (レス) id: efcdee336a (このIDを非表示/違反報告)
たっくぅ - 楽しみだぜ ゲヘヘヘヘ (2021年9月17日 22時) (レス) id: b647fd1089 (このIDを非表示/違反報告)
ヘル - さあこっからどうなるのか…楽しみですねぇ…フフフ (2021年9月13日 18時) (レス) id: 39d77ce8e1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おげげいげ | 作成日時:2021年9月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。