非リアヲタク、就職したら人外に好かれた案件【SCP】

ﾊｯ…まさか人生初の正夢かッ…！ ページ4

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【緊急！緊急！scp-＿＿＿が収容違反を起こしました。サイト内の全職員は直ちに避難を開始してください。繰り返します…………】


走れ、走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ！！！！


目の前で段々とミンチになっていく職員を無視し、逃げる。


ただ、人間パニック状態で、フルで走るなんて無理で。


やっぱり脅威からは逃げ切れなくて。


赤色に染まるギラギラと鋭く睨み付けるロンゲ高身長の男が持っている剣に、今…首を………切られそうで………


最後に(ﾜｱ、イケメンでタイプ…推せる…！)←←


なんて、最後までふざけて。


(マミー、パピー、皆…。)



『ごめんね………＿＿＿』


もう、終わった。何もかも。









「＿＿＿!＿＿様…＿坂様…紅＿様…！紅坂A様！」

誰かに揺すられて目が覚めた。

『くぁっぷしゅい？！……あ、はよございます。』

なんと！顔面偏差値クソ高お兄さんが目の前にいたではないか！

「 (くぁっぷしゅいってかわいいかよ。)おはようございます、紅坂A様。お休みの中申し訳ないですが、アメリカに到着したので起こさせて頂きました。」

んー？なんかかわいいって聞こえたような…

かっこいいのほうがうれちぃな←

『なんかすみませんでした…゜゜(´O｀)°゜ﾌｧｧｧ…』

「 (ねえ、何?この子?俺を萌え死にさせるつもり???)…ｺﾞﾎﾝ！このまま案内は私が務めさせて頂きます。お荷物を持って準備ができ次第、飛行機を降りて私の所へいらしてください。」


『ふぁい…………(´つω・｡)』


あの夢はなんだったんだろ。


ﾊｯ…まさか正夢？！


人生初の正夢不吉すぎんだろオイ。


ますます飛行機降りたくなくなってきたわ。


もういっそこの飛行機で暮らそうかしら…ﾊﾊｯ☆


あーあ。行きたくない。行きたくない。


『はぁ。願わくばこれが正夢でありませんよーにっ！』



まさか就職先が死と隣り合わせなんて知るよしもなかった。


『アメリカならイケメンと恋が出来るのかなァ！』



………マジでこんときのボクをぶん殴りたい。

行きたくねぇ〜。逃げちゃダメっすかね？→←いざ！アメリカへ！ﾄｳｯ！

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