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メアリーとエリスのティーパーティー ページ7

午後三時。

おやつタイムである。


今日はエリスちゃんとお茶会する約束になっている。


というわけで、私は今食堂にいる。

赤と黒を基調にした、ゴシックな感じ。


私の服(ボスの勅命により着ている)も、ゴスロリ。

汚したらどうしよう……(どうもしないけど)


「あら、メアリーはもう来てたの?」


白とピンクの甘ロリ衣装に身を包んだエリスちゃんがやってきた。

この服もきっとボスの趣味。


「お茶会……っていっても、お菓子食べてお喋りする以外に何すれば良いのかしら?」


「たぶん……そんだけでおっけ……」


黒服さん達が、ティーポットと沢山のお菓子を持ってきた。


ティーカップに紅茶を注ぎ、角砂糖を一つ。
これそマイルール。


「メアリーはストレート派?レモンティー派かと思ってた。」


紅茶にミルクを注ぎながらエリスちゃんは言った。


「モトジロウはレモンティー派……でも私は昔からストレート派……」


トライフル、美味しい。

イギリス出身者的には、日本のケーキはふわふわ過ぎる。
美味しくない訳じゃないけど。


「……視線、感じる……」


「リンタロウが覗いてるんじゃない?」


それはあり得る……


カシャッ。



「シャッター音……上の方から……?」


「隠しカメラかしら?」


「そだ……」


モトジロウに貰ってた、護身用檸檬爆弾を取り出す。


「そんなの使ったら、リンタロウ死ぬわよ?」


「だいじょぶ……私は死なない……」


「おいおいおい!その理屈はおかしいだろ!」


「……犯人さん、めっけ……」


ナカハラさんでしたか。

天井に立って写真撮ってたみたい。


「ボスに命じられて……やってたの……?」


「手前もなかなか察しが良いじゃねぇか。そうだよ、首領の命令だ。ったく、何で俺がこんなこと……幹部にやらせる仕事として妥当じゃ無い、そう思うだろ?」


「うん……ボス本人がやればいいとおもう……」


お仕事お疲れさまです。


「ナカハラさんも……お茶してく……?」


「ちょっと!此処は女の子以外立ち入り禁止!」


「じゃあボーイッシュで背が高めの女の子として……」


「嫌だ。」


ですよねー。


ナカハラさんは出ていった。



「じゃ、お茶会の続き、始めましょ!」


「うん……あ、紅茶冷めてる……ぬるい……」


「熱々よりぬるめが飲みやすいわよ。」


意見は人それぞれ……

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13 - メアリーさん(ちゃん?)可愛いです。きゅうーんてするです。かじーさん羨ましいのです。 (2016年10月22日 13時) (レス) id: 47ed984e80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キューブ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年9月16日 19時

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