検索窓
今日:2 hit、昨日:20 hit、合計:107,559 hit

22話 ページ22

「‥‥‥‥え?ちょ待って待って」

『男磨いてこい。ラウール!!!』

3人が横並びに俺に親指を立てている。
‥‥‥‥これ、行く流れなの!?!?





むらかみ
『うわ〜嬉しい😆じゃあ今度お邪魔するね!』



3人に見守られながらそう返したのが1週間前のこと。
いよいよお泊まり当日を迎え、俺はAちゃんの家の前に立っていた。


(このピンポンを押したら‥‥‥うぅ緊張する!)


そしてピンポンを押したその瞬間。


どこかから殺気とも取れるような強い視線を感じた。

辺りをぐるっと見回してみると隣の家の柵越しに男の人と目があった。



あったんだけど‥‥‥大きく見開かれた目にはなぜか全く光が入ってなくて、真っ黒の大きな目がこちらをじーーっと見つめている。

いつから見ていたんだろう‥‥‥?ていうか誰?


あまりにホラーなその表情に目が離せないでいるとAちゃん家の玄関のドアが開いた。



「舞子ちゃん!いらっしゃい〜」

「‥‥‥へ、あ!?お、お邪魔します!!」

「?な、なんかあった?」

「いや‥‥‥あの、隣に」



「A!おはよう〜」



突然男の声がして振り返るとさっきの男の人が玄関前に立っていた。

でもさっきとは表情が打って変わって、ニコニコと優しげな笑みを浮かべていて好青年な印象を受ける。


この人こう見ると格好良いんだな‥‥‥。
さっきの表情じゃ微塵も分からなかったけど。



「ん?あ、亮平くん!おはよう!」

「‥‥?知り合い?」

「うん。幼馴染なの!同い年で昔からずっと一緒なんだ。高校は違うんだけど」

23話→←21話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
441人がお気に入り
設定タグ:ラウール , snowman   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Haniko | 作成日時:2022年11月6日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。