検索窓
今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:107,626 hit

11話 ページ11

「お待たせ!ごめんね待った?」

「う‥‥‥!お、おはよう。全然待ってないよ」

「‥‥‥?なんか、どっか変だったかな?」

「ちが、違うよ!あの、今日もとっても可愛いなと思って‥‥」


可愛いなんて言葉普通嬉しくないのに、Aちゃんがあまりにも照れた様子で伝えてくるからこっちが恥ずかしくなってしまう。



「‥‥か、可愛くないよー。前とおんなじ格好だし、Aちゃんの方が!そのワンピースも似合ってる」

「‥‥えへへ、ありがとう。じゃあ水族館、行こっか?」

 





電車に揺られて20分。

目的の水族館に到着した俺たち。
週末だからか家族連れや恋人などで結構賑わっている。



チケットを買って入るや否や、

「うわっ」
「舞子ちゃん!あっちから回らない?」
「う、うん。いいよ!」

彼女が突然俺の腕に自分の腕を組んで行きたい方へ歩き出した。
あまりの距離の近さにちょっと、いや大分ドキドキしている。



それからも‥‥‥。


「舞子ちゃん見て」
「ん?なに‥‥ひっ」
「あのお魚凄い綺麗じゃない?なんて名前なんだろう‥‥‥」

魚を見ようとしたら真横にある彼女の顔にドキッてしたり



「舞子ちゃん、これすっごい美味しい!」
「え、ほんと?おr、私のハンバーガーもめっちゃ美味しいよ!」
「一口食べてみてほしい。はい、あーん」
「え!?あ、あーん‥‥‥」

突然あーんをしてもらったり、してあげちゃったり



「舞子ちゃんここで写真撮っても良い‥?」
「うわぁ撮ろ撮ろー」
「じゃあちょっと屈んでもらって‥‥よし、撮るよ?」
「う、うん(顔近い‥‥‥!)」

ピースして笑う彼女の顔がすごい近かったり







‥‥‥舐めてた。

女の子同士の友達ってこんなに距離感近いんだ。
腕組んだり近い顔で写真撮ったりあ、あーんとか‥‥‥!

男友達だと絶対しないスキンシップの数々に俺は既に疲労困憊だった。

12話→←10話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
441人がお気に入り
設定タグ:ラウール , snowman   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Haniko | 作成日時:2022年11月6日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。