検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:9,572 hit

_ ページ11

.







先輩
______春休みって帰るの?







 
______3月の3、4週目に帰ります!































先輩
______じゃあそん時会おっか








そんなメッセージがきてから数分、ずっと開いたままのトークルームに頭を抱えている









先輩はいつも気まぐれで返信してくるから

すぐに返さなきゃ、という焦りはなくて

でもこのままにしておくのもなぁ、、、









会いたいです








そんな一行

先輩はなんとも思ってないかもしれないけど私、迷いながらも勇気を出して打ち込んだの
 





会いたいです
会って話がしたいです








こんな私のこと、覚えていてくれたんですか?

どうして突然ラインなんかくれたんですか?

知りたいことが沢山あります








たった6文字が精一杯です
教えてください






.








「どうして……」








さっき打ったメッセージを消して







今日だけは「面倒くさい女」の私を許して









.









.









インスタグラムを開けば

更新されないそのページに目を伏せたくなる









先輩の、最新の投稿

誕生日を祝ってる友達と笑ってる先輩の姿

山ほどある誕生日プレゼントは全部タグ付けされてて、ひとつだけ女の子の名前







こんなのキモいってわかってる




いくら高校生の時好きだった人とはいえ、わざわざ相手の女性のアカウントまで飛んで、非公開になってることにがっかりして






アイコンの写真しか手がかりのない会ったこともないヒトのこと、、、こんな自分がやめたくなる








.

変化→←_



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.0/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
設定タグ:佐野玲於 , 岩田剛典 , 小森隼
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彗星 | 作成日時:2020年5月22日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。