両面宿儺と女子高生の日常！2【呪術廻戦】

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「さて、今日は学長と面談！それからホームルームに間に合うように教室に行こう！」

朝っぱらから何言ってるんだこの先生は。まだ5時30分。そもそも学長も起きてないでしょ。


『…鍵かけてましたよね』

眠い目を擦って、起き上がる。


「ああ！僕鍵とか意味ないから」

『意味のあるセキュリティ管理でお願いします』

「さぁさぁ、早く準備して。7時30分には迎えに来るね」


…それならこんな朝早く来なくていいだろ。


もう1度布団に潜った。

『宿儺、6時30分に起こして』

返事はないけど起こしてはくれるよね、と思い眠る。



「起きろ、時間だ」

『うわーー！？！？』

生得領域で殴り殺されて起きました。


『そんな事ある⁉』

勢い良く起き上がる。

「目覚めの良い朝だなぁ」

『気分は悪いけどね⁉』

ささっと準備して食堂に向かいご飯を食べる。


大人も高校生くらいの人もちらほらと見える。

7時30分ぴったりに迎えに来た五条先に着いて行き、大きな扉を開けると、学長室ではない事に気づいた。

どう考えても広すぎる。



「遅い。7時30分に来いと言っただろう」

…7時30分に寮に来たもんね、この人。


「いいでしょ。10分の遅れくらい多目にみて下さいよ」

「はぁ、それで面談を始めよう」

視線がAに移った。

昨日挨拶であった時はスーツだったけど今はラフな格好だった。


『おはようございます』

一応挨拶はしておく。


「この学校に何しに来た」

『呪術を学びに来ました』

「その後は？」

？？？


「呪いを学び、呪いを祓う術を身につけ、その先に何を求める」

そういえば考えた事なかったなー。
でも、どうせ。


『未来の無い私に先を語らせるんですか？』

Aは自嘲気味に言った。


「両面宿儺の指が集まれば、死刑だが、実際この1000年で発見されたのは8本。実質無期限の執行猶予だ」

『え！そうだったんですか？』

少し表情が明るくなる。


と、言われても。呪術を学んでやりたい事なんて無いんだよね。

呪術師に見つからないように私が呪力を使えるようになっただけでもう捕まったし、もう目的とかないんだよね。

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