【電王】仮面ライダー銀王【銀魂】

４話:ええええええ？！？！ ページ6

Ｕ良太郎「良太郎ケガしてるのに暴れようとするなんて。酷いよねぇ。そう思わない？良太郎」

良太郎(けど、助けようとしてくれてたのは嬉しいよ。それより、モモタロスは…？)

Ｕ良太郎「あー、先輩ならあそこ」

ウラタロスが指差している方を見ると、銀髪が逆立ち、一筋の赤いメッシュの入ったあの男の人がいた。どうやらモモタロスが憑依しているようだ。

Ｍ？？「おい、亀公！これどうするんだよ！！」

Ｕ良太郎「どうするもなにも、あばれたいならその人の体でも借りなよ。何度も言ってるけど、今の良太郎の体で暴れるのはダメだからね？ハナさんに怒られるよ？」

Ｍ？？「・・・ちっ。しかたねぇ。おい、ちょっと体借りんぜ？」

モモタロスが腰にさしていた木刀に手をかける。でも、何か様子がおかしい。その状態から動かない。

Ｕ良太郎「先輩？どうしたのさ？」

Ｍ？？「こいつ・・・！！何で・・・！！」

腕を動かそうとしているようで、木刀にかけた手がカタカタと動いている。でもそれ以上は何も起きない。

Ｕ良太郎「・・・もしかしてその人に止められてるの？」

モモタロスの異変に気が付いたウラタロスは、声をかける。それに頷くモモタロス。

Ｍ？？「良太郎の時と同じだ・・・！！」

僕の時と同じって、もしかして・・・。

Ｍ？？「うわっ！！」

モモタロスがゴミ箱の方へとぶっ飛んでいった。そして気を失った男性。

Ｕ良太郎「先輩だいじょうぶ？！」

不良Ａ「何か気持ち悪(わり)い！」
不良Ｂ「行こうぜ・・・！！」

慌ててモモタロスの方に駆け寄っていくと同時に、絡んできていた２人が、コロコロと人の雰囲気が変わる異常な光景に驚いて逃げて行った。

桃「いってぇ・・・」

ムクリと起き上ってくるモモタロス。

Ｕ良太郎「先輩、その姿・・・！」

良太郎(うそ・・・)

起き上ってきたモモタロスをみて、僕もウラタロスも驚いた。

だってその姿は・・・

桃「ん、なんだよ、どうしたんだよ。」

Ｕ良太郎「とりあえず、これ見なよ！！」

状況が分かっていない本人は、キョトンとしている。ウラタロスは、落ちていた鏡の破片を破片を拾ってモモタロスに見せてやる。

桃「なっ・・・？！」

驚くのも仕方がない。その姿は・・・



イマジンの姿ではなくて、モモタロスが憑依している時の僕の姿だったんだから・・・

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