20話:あーあ ページ25
浦「あのー…すいません」
その声に玄関でゴチャゴチャしていた面々は振り返る。
M銀時「亀!てめぇ、何しに来やがった!」
浦「先輩じゃ面倒な事になりそうだったから手伝いにきたんだよ。」
M銀時「はぁ?!」
『ふざけんな!』とモモタロスが怒る中、ウラタロスは無視して釣り(※嘘)を始める。
登勢「誰だい?あんた」
浦「僕は彼の…銀時さんの友人の野上良太郎と言います。…この度は友人がご迷惑をおかけしました。まさか友人が家賃滞納していたとは…。」
登勢「家賃を払ってもらわないと、困るんだよ。あんたからもどうにか言ってくれないかい?」
お登勢のその言葉に、ウラタロスは考え込むような仕草をし、暫くの間を空けた。
浦「ですが、お金が無いものはどうしようも無いですし…。でしたら、彼が貴女の店を手伝うとかはダメでしょうか?」
登勢「けどねぇ…。」
浦「………ダメですか?」
お登勢の肩にそっと腕をまわし、顔を覗き込む。そしてトドメに流し目で見つめた。
登勢「い、いいよ……」
銀時『おい!!ババア顔赤らめんな!!釣られんなよ!!』
銀時のツッコミ通り、お登勢は顔を赤らめていた。難易度の高そうなお登勢すら釣ってしまうウラタロスは、やはり最強なのだろう。
そして、ウラタロスは満足げに笑っていた。
浦「なら、決定ですね。………さてと。そこのお嬢さん?警戒させてしまって、すいません。よければお茶でもどうですか?」
ウラタロスはポンと九兵衛に触れる。が、九兵衛は微かに体を震わせていて、小さな声で何かを言っていた。
浦「…どうしたの?」
九兵衛「東城と同じ声でウザイ!!!てか、僕に触るなぁぁぁ!!!」
浦「うわぁ!!!!」
柳生九兵衛。多分彼女を釣る事だけは、ウラタロスでも永遠に出来ないだろう。
ウラタロスが珍しく投げ飛ばされる光景に、良太郎たちは『良い薬になっただろう』という思いと同時に、『ドンマイ』という励ましの言葉をかけたくなった。
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麗香(プロフ) - 私も電王好きで毎週見てたので、嬉しいです!しかも銀魂とのコラボ!!これからも更新頑張ってください! (2015年9月19日 17時) (レス) id: c04db2c65e (このIDを非表示/違反報告)
犬神らん(プロフ) - 銀魂と電王のコラボ、俺得////これからも頑張ってください。応援してます! (2015年9月17日 10時) (レス) id: 977bbd3c0f (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ♪ - 私も、銀魂と電王好きだったのでコラボみてみたかったんです!作ってくれてありがとうございました! (2015年6月25日 23時) (レス) id: 630806716f (このIDを非表示/違反報告)
神崎瑠奈 - おんぷ♪さん» ありがとうございます!どんどんカオスになってきた気もしますが、頑張りますww (2015年6月24日 12時) (レス) id: af400b5f54 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ♪ - めちゃくちゃ面白いです。続き楽しみにしています! (2015年5月20日 11時) (レス) id: 630806716f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠奈子@神崎瑠奈 | 作成日時:2015年3月16日 15時