【名前変換オリジナル】でも付き合ってないんです。

48.クラスメイト ページ49

｢単刀直入に言います。｣


｢うん。｣


｢いつからかはわからないけど好きです。｣


｢うん。｣


｢付き合ってください。｣







喜びや羞恥や感動など、様々な感情が混ざったような感覚に陥りながら

｢自分で良ければ｣

喜んで、と言おうとして突然入口のドアが開いた。

｢うわああああ｣

｢押すなって言ったのに…｣

｢まぁ良かった良かった〜｣

｢おめでとう！｣

いつから聞いていたのか、クラス全員集合していた。

｢ええ！？いつからいたの！？｣

｢Aちゃんが走っていったのを追いかけながら見守ってました。｣

｢いやーおめでとう。本当におめでとう。｣

委員長が泣いている。

｢娘を嫁に出した気分だよ…！｣

｢お前子どもいないだろ！！｣

ムードなんて一瞬。
でもこのクラスが好きだ。


なんてことを考えていると、

｢おーい｣

隣にいた颯くんに耳打ちされたので

｢どうしたの？｣

と、返すと

｢ありがとう。｣

と、言われたので

｢こちらこそ。自分も結構前から好きでした。これからよろしく。｣

少しだけ勇気を出して囁くように言うと

｢それは反則…｣

手で顔を覆って蹲ってしまった。

｢早速いちゃいちゃしてんな…｣

｢まぁ前からこんなかんじだけどね｣

｢そういうのは放課後にお願いしまーす｣

クラスメイトがそう言うので時計を見ると、予鈴二分前だった。

そして委員長が手を叩いて言った。

｢さあ、午後からも頑張ろう！｣

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