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41.一年生 ページ42

無事に二年生になって数日経ちました。
今日は体験入部の日です。
一年生は来るのでしょうか。

「来なかったらどうしよっか。廃部寸前だけど。」

「仕方ないから来年に期待する。」

いつも通りのんびりと話していると、入口のドアが開いた。

「こんにちは…音楽部はここで合ってますか…?」

ゆっくり一人の男子が入ってきた。

「おおぉ!こんにちは!合ってるよ!」

テンション高めに三年生が答える。

「部活紹介かっこよかったです…」

恥ずかしそうに一年生が言うのを見て少し照れる。

「ありがとね。楽器体験する?」

「お願いします!」

一年生は元気だな…と、一年前に体験したはずのことがとても懐かしく感じる。

「どの楽器がいい?」

「低音がかっこよかったので低音やりたいです!」

嬉しいことを言われた。
低音が好きになったので低音を続けていて良かった。

「ありがとう。どっちやる?」

少し嬉しそうな颯くんが聞く。

「こっちがいいです。」

そう言って指をさしたのは私が担当している楽器。
一つしかないので自分が使っているものを使うことにした。

「はい。じゃあまずこれを…」




準備ができたので

「じゃあ吹いてみて。」

と言ってみる。

「はい!」

元気よく返事をした一年生は

「出ない…」

音が出なかった。

なので少しアドバイスしてみた。



「もう一回…!」

しかし出なかった。

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設定タグ:ほのぼの , 日常 , 高校生   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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- 瀬央さん» コメントありがとうございます!わくわくしていただけて良かったです…! (2018年11月4日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)
- airさん» コメントありがとうございます!続編は今のところはないですね… (2018年11月4日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - 最後まで一気に読みました!とってもわくわくしました! (2018年10月28日 21時) (レス) id: 73beee53e0 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れさまでした( ノ^ω^)ノあの、続編の予定とかないでしょうか…? (2018年10月28日 10時) (レス) id: e5f7ae3945 (このIDを非表示/違反報告)
- airさん» コメント、お気に入りありがとうございます…!頑張ります…これからもよろしくお願いします! (2018年10月19日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年3月4日 1時

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