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13.蹴り ページ14

どうやら自分は首筋が弱いらしい。
こんな状況でも擽ったい。

「首弱いか。」

速攻でバレた。

「そういえばお前泣かないな。泣けよ。」

言われて泣けるようなものではないし、今は泣きたくない。

「仕方ねえな。進めるか。」

三人いるので三ヶ所同時に触られる。
一人が下着に触れかけた時

「いやだっ!助けて!」

颯くん、と言う前に手で口を塞がれたが、残っている力を全て使って叫んだ。

「こんなとこに誰が来るんだ?」

「助けなんて来ねえよ。」

絶望しかけた時、聞き慣れた声が聞こえた。

「その汚れた手を離せ」

颯くんが来た。来てくれた。
肩で息をしていて走ってきてくれたのかな、とか遅い、とかいろいろ思ったが、それよりも

「怒ってる…?」

怒っているところを見たことがない颯くんが怒っている。そんな気がした。

「お前誰だよ。邪魔すんなよ。」

何故か今まで私を触っていた人たちが弱そうに見えた。

「お前なんて俺一人で十分だぜ!」

そう言った金髪は懐からナイフを取り出した。

「武器はそれだけでいいか?それなら来い。」

「舐めてんのかあああ」

そんな金髪の叫びは途中で呻き声に変わった。
颯くんが片足で蹴り飛ばしたからだ。
脚力がすごい。

「こいつ、やべえ!でも二対一ならいける!」

またナイフを取り出して走っていく。
そしてさっきと同じように二人とも蹴り飛ばされる。

見事に三人とも気絶した。

14.解決→←12.警戒



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設定タグ:ほのぼの , 日常 , 高校生   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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- 瀬央さん» コメントありがとうございます!わくわくしていただけて良かったです…! (2018年11月4日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)
- airさん» コメントありがとうございます!続編は今のところはないですね… (2018年11月4日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - 最後まで一気に読みました!とってもわくわくしました! (2018年10月28日 21時) (レス) id: 73beee53e0 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れさまでした( ノ^ω^)ノあの、続編の予定とかないでしょうか…? (2018年10月28日 10時) (レス) id: e5f7ae3945 (このIDを非表示/違反報告)
- airさん» コメント、お気に入りありがとうございます…!頑張ります…これからもよろしくお願いします! (2018年10月19日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年3月4日 1時

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