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【武器】
基本的には何も持ち歩かないが、必要になれば妖術で短刀や脇差を生み出す。しかし、争いを好まない上に大概は能力で如何にかなる為、それもごく稀である。
【性格】
臆病で人見知り、引っ込み思案。明らかに自分より弱い相手にも怯えて陰に隠れ、自分から意見を言うことも避け、後ろ向きに考え込んでは一人ポロポロと泣いている、そんな子供。
生きてきた年数に対して、その精神年齢は見た目相応に幼い。実際、年齢の半分程の期間しか現界しておらず、それ以外では精神世界の内側に引きこもっている。
人類のことを愛しているが、同時に恐怖の対象でもある。他種族にも怯えるが、人類には一等怯え、人前に姿を現そうとしないし対話も恐れる。何なら人間の姿を視認した瞬間に大泣きしながら逃げ出す程である。
無償で愛するべきなのにそれが出来ない。怖がられようと、荒御魂だと言われようと愛するべきなのに、それが怖い。そんな自分に嫌悪感を抱いてはネガティブ思考に囚われている。
本来は純新無垢で好奇心旺盛な少年だったが、今では見る影もない。只、誰か心底気を許せる相手が見つかれば、その相手の傍でだけはかつての天真爛漫な姿を見せるのかもしれない。
【能力】
身近に妖術が使える者が居なかったからか、妖術の扱いは下手。……と、本人は思い込んでいるが、無意識下で使っている術は相当のもの。かつて人類に恵みを与えていた為、中でも結界や治癒等は優れている。攻撃はそれ程得意でない。
また、突出して優れた能力として、物質・物体の創造能力が挙げられる。
炎の発生や樹木の発生は当然として、武器を生み出したり術符を作ったりと、現世に存在するものは粗方創れると思って良い。
それだけならば特筆性は乏しいが、驚くべきは能力の規模にある。
例えば、土塊を生み出すだけならばある程度の者には大概出来る。しかし、御創由地主神は山を生み、谷を創る。
例えば、水を生み出すだけならば呪術に馴染みある者は凡そ出来る。しかし、御創由地主神は雨を降らせ、川や池を生み、湖を創る。
基本的な創造系の呪術よりも格段に規模の大きい創造能力で、しかも負担は少ない。それ故に特質と言える。
しかし、本人はこの能力を特段優れたものだとは思っておらず、神とされる者なら誰だって扱えるものと認識している。
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作者名:アカツキ | 作成日時:2021年2月23日 22時