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薬師院 深園 呼称:適合者

焚忌がかつて造り出した武器『燎火荒厭棍』の適合者であり現所有者。
棍を通して所有者が現れたことを把握し、その人柄を知る。ある意味焚忌と同類であり、また正反対でもある。その為に、愉快に思う反面不愉快な部分もある。基本的には、彼がどのような末路を辿るのか傍観するつもり。
棍を媒介として互いのことを理解しているとはいえ、思念で会話が出来る訳でも、直接会って話せるようになる訳でもない。遭遇しない限りは殆ど赤の他人と言っても良い間柄。

「我が棍を己の物としようとする輩が現れたか。……嗚呼、何じゃ、人の子か。詰まらぬなあ。否、じゃが、……ほう、そうか。汝、其処迄して妖を恨むか。嗚呼、良い、良いぞ。其処だけは認めようぞ人の子よ、適合者よ。じゃが……残念じゃ、残念じゃ。汝が人の子でさえ無ければ、儂は汝を慈しむことが出来たろうに」

「楽しみにさせて貰うぞ、棍の適合者よ。汝が如何なる破滅の道を辿るのか……其の道行き次第では、吾は汝を厚く慈しむことが出来るじゃろう」


モノーディア・ウニヴェルシタス 呼称:モノーディア

まともな神であった頃に親しんでいた村の娘であり生贄として捧げられた少女の転生体。また、焚忌が造った武器『炬火悼霊杖』の所有者でもある。
かつて親しんだ少女と再び逢えたことに最初は喜んだが、彼女が自分ではなく神としての己の方を見ていることに気付いてからは距離を取っている。
彼女が『焚忌』を見ない・認めないことに対して、寂寥と怒りと孤独感と失望を綯い交ぜにした、複雑な感情を抱えている。しかし、彼女には今度こそ幸福な生を歩んで欲しいとも思っている。
彼女が錫杖を手にしていることには天の巡り合わせかと驚いたが、彼女以外には扱えない物の為、造り手冥利に尽きるとポジティブに考えている。

「……は? 待て、如何、如何云うことじゃ……? 有り得ぬ、だって、あの子は死んでおる筈で、そも人の子がそこまで生きられる筈も……あ? 光輪に翼……汝、精霊種なのか? 何故……?」

「……止めよ。吾に話し掛けるでない。汝は吾を見ぬではないか。みつ様みつ様と、見ておるのは彼奴ばかり。吾と彼奴は違う存在であると云うておろうが」

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作者名:アカツキ | 作成日時:2021年2月23日 22時

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