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【能力】
神格の【破壊】としての能力は、大きく分けて二つ。
一つは、自身の肉体やそれに触れている物(衣類等)に接触したものを破壊する能力──接触式破壊──である。破壊されたものは細かな塵となり、最終的には完全消滅する。対象は無機物・有機物問わず、また生命の有無も問わない。
これは常に発動されているものだが、止めようと思えばいつでも止められる。一種のバリアのような形で展開してあるだけである。
また、相手の存在格や力量によって効果は左右され、同格程度の相手になれば、触れたとしてもその存在を破壊することは困難である。
もう一つは、視認したものを破壊する能力──視認式破壊──である。
視界の隅に捉えるだけではなく、しっかりとピントを合わせることが必要となるが、その代わりに破壊の強度は前述の接触破壊とは比べ物にならない。
また、破壊の威力は対象を視認した目の数に比例する。よって、上位の存在格の相手だろうと、視認した目の数によっては破壊が有効な場合が存在する。
これは常時発動されているもので、制御は困難だが一応可能。しかし普段は疲れるからと制御しようとせず、代わりに布面を身に着け、触手の目は瞑っている。
また、本人が『概念的破壊』と話す破壊能力も存在し、接触式と視認式両方の条件下で発動可能な上位能力である。
これは例えるならば、「Aという物体がBという性質を内包する時、Aに損傷を与えることなくBだけを破壊する」というものである。即ち、外面ごと全てを破壊するのではなく、内面だけを破壊出来るということである。それと同時に、無作為な破壊ではなく、狙ったものだけを破壊可能、ということでもある。
こちらは制御可能であり、接触した瞬間、或いは視認した瞬間に無差別に発動されるものではない。対象に接触した時、或いは視認した時に意識的に発動するもの。
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作者名:アカツキ | 作成日時:2021年2月23日 22時