第九十話 ※無惨様のキャラ崩壊あり ページ40
〜無惨〜
Aが可愛すぎて辛い
どうすればこんな生き物が誕生するんだ
この際、人間でも鬼でもどうでもいい
Aがいてさえくれれば
｢鬼舞辻。じっとしてて｣
伸びてきた手は今度は頸ではなく少し乱れたネクタイを直した
こんなのまるで新婚の夫婦じゃないか
なぜこんなにも愛らしいAを抱けないのだ
さっきはかなりいい雰囲気だったというのに頭突きをされたせいで中断してしまった
もういっそのこと拘束するか？
そしたら一切の抵抗をされずに済む
｢あー……ごめん鬼舞辻。なんかヨレヨレになっちやった｣
締め直すだけの簡単な作業を失敗するとは愛らしい一面を見せてくれる
これでキスしか出来ないとは蛇の生殺し状態もいいとこだ
｢ねぇ鬼舞辻。今日はもうどこにも行かないの？｣
無惨｢仕事はないからな｣
｢そっか。鬼舞辻はいつもどこかに行くからちょっと寂しかったんだよ｣
無惨｢……っ！！｣
シュンとした笑顔は私の心臓に矢を突き刺した
もう頭突きされてでもいいから無理やりにでも抱きたくて仕方がない
いや待て
よく考えろ
頭突きはされても構わんが嫌われるのは嫌だ
しかも一生口も聞いてもらえなくなるかもしれない
そんな事になったら私は耐えられるのか？
いいや無理だ
こんなにも私を誘惑してくるのに手が出せないのがもどかしい
無惨｢Aは私がいなくなったら寂しいか｣
｢…………………………ううん｣
この
一体どっちだ
無惨｢なら、なぜ急に働きたいなんて言い出した｣
｢だっていつも鬼舞辻は私にいっぱい買ってくれるから、たまには私が鬼舞辻に………っ｣
無惨｢……っっ/////｣
私のため
その理由が血を沸騰させた
私もAも、同様に顔が赤いだろう
｢べ……別に鬼舞辻のためじゃないし。自分で使うお金が欲しかっただけだもん｣
無惨｢そうか。私は……私のためだと言われて嬉しかったが｣
｢は……？はぁ！？バカじゃないの｣
耳まで真っ赤にしながらそっぽ向いてしまうAを抱き寄せた
無惨｢聴こえるか？これが今の私の心臓の音だ｣
｢うるさいぐらいドキドキ鳴ってる｣
無惨｢Aがこんなすぐ近くにいるからな｣
｢何言っ……んっ｣
また、文句を言おうとする口を塞いでそのまま血を流し込んだ
もういい
どんな未来になろうとも鬼にしてしまえば何も恐れることはない
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麗(プロフ) - 26ページ 最後の無惨のセリフですが、」の位置が違うと思います (2020年10月25日 7時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 麗さん» そうです！脱字でした！！ご指摘ありがとうございます。もし他にも見つけたら教えて下さい！すぐ直します！！ (2020年10月25日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 10ページ が特別あるという 特別であるではいのでしょうか？ 少々わかりづらいです……… (2020年10月25日 6時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 願いがかない、不安が大きいです。。 (2020年8月29日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 主人公んの気分次第になってとても、うれしいです。 (2020年8月26日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2020年7月2日 23時
