ワートリ短編2 「仲間思い」 ページ6
※ワートリ短編1と同じ設定
?「A」
A「……菊地原先輩、どうしたんですか。話しかけてくるなんて珍しいですね」
菊「僕だって話しかけたくて話しかけてる訳じゃないんだよ。今日はAに用事あって来たんだよ」
苦手なら苗字で呼べばいいのに…
菊「用事っていうのは〜」
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菊地原先輩の用事というのは、今度のランク戦(玉狛第二の出るやつ)で風間さんが実況するらしく、隊長のためにアドバイスをしてやりたいとの事。ということで、いろいろ教えてあげた
A「菊地原先輩って意外と仲間思いですね。(ツンデレなのかな)」
菊「僕は全然仲間思いじゃないけど?
A」
やっぱツンデレなのかな
?「菊地原…と、(人1)………!」
うわーー、この声は…
菊「…!!あれ、風間さん?会議はもう終わったんですか?」
……?菊地原先輩が焦ってる。そうか、わざわざ聞きに行ったのがバレそうになったからか。納得納得
風「お前達、そんなに仲良かったか?(菊地原が俺の隊以外のやつと一対一で話しているの、久しぶりに見たな。それに、話しているのはA…じゃなくて、(人1)じゃないか)」
菊「し、失礼だなー、風間さんはー。僕達もとから仲いいもんね?A」
あ、アイコンタクトとってきた
A「まぁ、そうですね。仲良いですよ」
風「それより菊地原、歌川がお前を探していたぞ」
菊「そうなんですか。わざわざありがとうございます。じゃあA、また」
一応手は振り返しておいた
A「仲間思いの部下がいて良かったですね。”風間さん”」
風「…なんのことだ?それより、“A“ 最近、俺を避けていないか?」
A「…いいえ、全然」
風「……俺のことを名前で呼んでもくれなくなったよな」
四年半前の大規模侵攻。私のせいで兄さんが亡くなったから、罪滅ぼしとして、他人として扱ってもらうことにした
A「………………」
風間「………………」
気まずい……
?「蒼也」
風「林藤支部長」
そうか。ボスは会議の帰りか。
林「城戸司令が呼んでるぞ」
風「わざわざありがとうございます。じゃあな、“A”」
な……!他人の前で名前呼びはやめてって言ったのに…
A「ところで、誰の差し金ですか?」
林「迅だ。わかってるだろ。いやー、呼ばれてるのは本当なんだけどよ〜、『ボス、風間さん呼んで早く助けてあげて〜』って言われてなー。」
…後で迅さんにぼんち奢ってあげよ
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作者名:スノードロップ | 作成日時:2015年6月14日 22時