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もう止まらなかった。
嫌な自分がどんどん出てきて止められなくなった。
A「私はもう邪魔ですよね!新しい彼女さんとお幸せに!」
こんな事言いたくなかった。
だって私は・・・ソクジンさんの彼女だって…そう思ってたのに・・・。
SJ「何を見たかは知らないけど、あの人は彼女なんかじゃないよ?僕の彼女は」
A「1週間前だって応接室で仕事中なのにまるで内緒話するみたいにイチャついて!」
こんな私は私じゃない・・・。
嫌だ・・・。こんなの・・・。
SJ「あれは違うって!ちゃんと話を…」
A「何が違うんですか!」
泣きながらソクジンさんの手を振り解こうとした。
もう嫌だ・・・。ここに居たくない・・・。
A「だったらどうし…」
SJ「ちゃんと最後まで話を聞けって!」
A「っ!」
・・・ソクジンさんの初めての強い口調に私は身を縮めた。
私の反応にハッとなったソクジンさんが
SJ「あ・・・怒鳴ってごめん・・・。でも、僕の話も聞いてほしいんだ。」
ソクジンさんの掴んでいた手の力が緩んだ。
私をソファに座らせるとすぐ隣に腰を落とし、握っていた手首を優しく撫で、しっかりと私の目を見つめた。
SJ「ちゃんと説明するから、最後まで聞いて?
スヨンさんは、僕の担当してるクライアントの系列店に勤めてる人なんだ。
その人に、頼んでた事があって、その話でこの前はあの時間に会社に顔を出してもらったんだ。
ホントはお昼休みに来てもらう予定だったんだけど、あの方、方向音痴で時間掛かっちゃったみたいで・・・。」
A「頼んでた・・・事?」
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あがしおん(プロフ) - 月花さん» こちらこそ、コメントありがとうございます!お気に召して頂けて嬉しい限りです! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 97c4c54377 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - とっっってもステキなお話をありがとうございます!!!! (2019年7月9日 19時) (レス) id: a3ccf12d58 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - TERUさん» やはりww自分では読み手さんを泣かせる意図はなかったんですけど、こんな拙いお話で号泣していただけるとは!ジンさんってこういう感じ?っていうのが伝わったのなら大満足です! (2018年11月1日 21時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
TERU(プロフ) - そうです!昨夜から一気に読んで号泣です。主人公自分に置き換えて萌えたし、ジンさんならうん、たぶんそういうだろうな??ってツボりました。いい作品ありがとうございます (2018年11月1日 20時) (レス) id: 23215e75f2 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - TERUさん» コメントありがとうございます!目は腫れてませんか?寝不足になってませんか?もしかして一気読みされたんですか?ありがとうございます。お気に召していただけて嬉しいです! (2018年11月1日 10時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年6月8日 23時