66 ページ16
SJ side
「はっ・・・はぁっ・・・」
息を切らしながらオフィスに駆け込んで見回す。
NJ「あれ?ヒョン?」
JM「おはようございま…あれ?」
TH「あー!主任が遅刻〜!」
僕が飛び込んできたことに驚いてるみんな。
二人は・・・ここにはいないのか?
NJ「ヒョン?フレックス使うって・・・」
SJ「ジュナ!ユンギは?」
NJ「へ?ユンギヒョンなら少し前にAちゃん連れてエレベータに・・・」
SJ「ありがと!」
あいつがエレベーターに乗っていく所っていったら・・・
「屋上・・・」
ユンギのお気に入りの昼寝スポットだ。
エレベーターの上りボタンを叩く。
「ああ!もう!」
もどかしい!
エレベーターを確認しつつ階段で屋上を目指す。
途中の階でエレベータが止まってるのが見えた。
「上り?よし!」
運よく上りのエレベーターに飛び乗って最上階へ。
扉が開き切るのも待たずエレベーターから滑り出た。
「はぁ・・・はぁ・・・っ、足が・・・」
走り続けて足が縺れそうになる。
どうにか屋上のドアを開けると急いで二人を探す。
「・・・・・・。」
話し声がする・・・。
「・・・あっちか?」
近づくと壁とユンギに挟まれたAちゃんがいる。
YG「どっちも選べないなら・・・俺にしろよ。」
A「ちょっ…何言って・・・」
YG「そうすりゃ楽だろ?あいつらは、俺が黙らせてやるよ。」
Aちゃんの怯えた声。
二人の顔が近づいている。
更に近くに寄ってAちゃんの頬を伝う涙が見えた瞬間、完全に頭に血が上った。
僕は息が整わないまま、怒りを押さえることなく、
「・・・やめろよ。」
ユンギにケンカ腰で対峙していた。
393人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あがしおん | 作成日時:2018年5月12日 12時