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お昼休み前にソクジン主任から、
主任何か所かピックアップしておいたから、電話だけでもお願いできる?
というメッセージと、数件のお店の連絡先が添付されていた。
A「おお・・・主任って、やっぱ仕事早い！」
単に飲み会の席が好きだからかもしれないけど。
主任と社内でちゃんと絡んだのって、新人研修の時と教育期間中くらいだったから、こんな人だったなぁって改めて感心しちゃう。
そもそも私は内勤組、主任は外回り組で接点が少ないし。
いつもでっかいアルパカのぬいぐるみ抱いてパソコンに向かってる姿か、美味しそうにご飯頬張る姿か、外回りから元気に帰ってくる姿しか見かけないもんなぁ。
・・・全部主任の萌えポイントなんだよね。
時々話しかけてくれるけど、上司だし、さすがにみんなみたいに近しい感じで話す間柄じゃないだろうから、課長みたいに適度な距離を保つようにしてる。
あ、やたら帰り道の心配してくれる時あるっけ。心配性なんだよなぁ、主任。
・・・意外と主任の事ちゃんと見てるな、私。
A分かりました。連絡してみます。お店探ししていただいてありがとうございます。
返事を返してお昼までみっちりデスクワークに励んだ。
―――― ―― ―
SJ「ただいま〜！外回り終わったよ〜！」
JK「・・・戻りました。」
お昼休みが終わる直前に主任と黄金君が帰還。
SJ「あ、Aちゃん！」
主任に呼び止められた。
A「主任、お帰りなさい。ピックアップしていただいたお店、今当たってます。」
SJ「ああ、ごめんね？任せちゃって・・・。」
A「そんな！お店選びは主任一人でしてくれたのに、申し訳ないです！あと何軒か電話すれば終わります。」
SJ「じゃ、残りは僕が電話しておくよ。お昼ご飯、ゆっくり食べて？」
忘れるところだった。主任って、すごく気遣いしてくれる人だった・・・。
「でも主任のお昼は・・・」
「僕はジョングガと外で済ませたから大丈夫！・・・あとは何処に電話するの？」
「ああ、えっと・・・じゃあ、お言葉に甘えて、お願いします。」
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年5月6日 22時
