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JK side


JK「Aヌナ!結局早退しなかったんですね。」

俺達が外回りから帰ってきてから、少し気分が良くなったのか、スムーズに仕事を終え、定時で退社したAヌナ。
俺も今日はあれ以降外回りがなかったから、珍しく会社で定時退勤を迎えた。

A「あ、うん……。そもそも病気じゃないんだし、早退とか、甘えられないでしょ。」
JK「そっか。強いですね、ヌナは。」
A「社会人なら当然でしょ!」

ふわっと微笑むAヌナはいつものヌナだ。

あの日の俺と主任からのアプローチで辛そうにしているヌナ。
俺たちのせいではあるんだけど、Aヌナが悩んで辛そうにしているのを見るのは俺もやっぱり辛い。


それだけ真面目なんだ、ヌナは。

JK「ヌナ、今から時間ありますか?」
A「うん?あるけど……?」
JK「これから食事とか……どうかなって。」

せめてもの罪滅ぼし…にもならないかもしれないけど。

A「……うん、いいよ?」
JK「やった!どこ行きましょう?」
A「お酒、飲まなくていい所で。」
JK「えー?だったらファミレスですか?」
A「いいよ。それで。ジョングク君の奢りでね!」
JK「もちろん!じゃ、行きましょう!」


……よかった。嫌われてはいないみたいだ。
会社ではずいぶん避けられていたもんな……。正直へこみそうだった。



JK「コレ、俺とのデートってことにしてもいいですか?」
A「え!デートになるの?!」
JK「そりゃそうでしょう?二人きりなんだから!」
A「むぅ。そうだったか。そこまで考えてなかった!」



俺にとってAヌナとの初デートが、ファミレスでのデート。
雰囲気とか考えていろいろ高いお店に連れて行こうかと思ってたんだけど、

A「やっぱドリアでしょ!それと、シーザーサラダは大皿を一人で食べるのが贅沢なのよ?」
JK「野菜ばっかりそんなに食べられるんですか?ヌナ、もしかしてダイエットとか?」
A「ダイエットなら、シーザードレッシングに温玉トッピング2個なんか選ばないって!」
JK「あはは!確かにww」


こんな和やかな食事の方が気楽でいいな。

リラックスしたAヌナも見られるし。



堅苦しいのは苦手だもんな、俺。

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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年5月6日 22時

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