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──今日はみんなが待ちに待った親睦会当日。
NJ「明日は休みだから、みんなしっかり飲んで食べて、来月も頑張りましょう!
ちょっと早いけど、今月もお疲れでした!かんぱーい!」
「「「「かんぱーい!」」」」
主任セレクトのお店は雰囲気のいいダイニングバーだった。
SJ「ここってね、一番人気はから揚げだって!
あとね、奥のバーカウンターでカクテルとかも出してもらえるみたいだよ!」
主任がごきげんにお店紹介。
そんな話は誰の耳にも全く入ってなくて、それぞれ浴びるように飲み始めた。
――そろそろ1時間が経過しようという頃…
NJ「ホソガ!結婚しよう!」
HS「わああああ〜い!!」
肩を組み焼酎で何度目かの乾杯を交わし、更にラブショットで一気飲み。
うん、あれ、泥酔だよね。ハイペースで泥酔コースまっしぐらだよね。
…あの二人は何でお酒の席の度に、婚約しているんだろうか?
もういっそホントに結婚して?
そしてあの破壊神の特殊能力を止めて世界に平和を、いや、会社に平和をもたらしてください、ホソク先輩。
JM「Aさん、飲んでる?」
お酒で頬が赤くなってふわふわしたジミンちゃんが、グラス片手に私の隣の席へやってきた。
A「うん、いつものペースで飲んでるよ!」
JM「良かった♪
ねえ……楽しい?」
私の方を向いてテーブルに肘を乗せ、だらりと身を委ね、上目遣いでにっこり笑う。
萌えたね、萌え殺されたね、今。
A「楽しんでるけど……ジミンちゃん、飲み過ぎじゃない?」
JM「えー……全然♪」
A「そういえばテヒョンと一緒に居たんじゃ……」
JM「テヒョンア?ほら。」
ジミンちゃんが指差す方には、さっきまでジミンちゃんが座っていたテーブルのソファベンチにぐったりと伸びてるテヒョン。
A「……また酔い潰れたのかい……。」
テヒョンは飲み会は大好きなのにお酒に弱くて、ああやっていつも早めに潰れてしまうから、ほとんど親睦会では絡まれたことがない。
つまり、あの濃いめなスキンシップは素面でやってくるという事。
……天然怖っ!
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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年5月6日 22時