約束を果たすため【wrwrd!】

約束 ページ40

ショッピside




友「おーいショッピ〜！昼の練習いかねぇのか？」




shp「あっ。先行っとって」





少し用事があったので昼の練習に遅れてしまった。



またあのクソ先輩にドヤされる……！！



そう一人で勝手に思い腹を立てる。





shp「…クソ先輩と言えばもう一人いたな……」





俺には前世の記憶がある。



だからここの学校の生徒会の面子。



そしてあの先輩のことだって覚えている。



どうやらあっちは覚えていない。



だけど俺らのせいで犠牲になった先輩にはもう一度会いたい。



向こうが覚えていなくても姿形が変わっていても。



俺はもう一度会って謝りたい。



勝手なことだとは自分でも思う。



でもこうでもしないと俺の気が済まない。





shp「は……！！もう練習始まってるし…！」





窓から見えるサッカー部の練習風景。



流石に遅く来すぎたか。



そう思いながら小走りで下足に向かう。





shp「…え」





下足に着くと、一人の女子生徒がベンチに座っていた。



その姿は俺が前世で見た例の【クソ先輩】と一緒だった。



俺は先輩の姿を見た瞬間に頭の中が「謝らなきゃ」で埋まってしまった。



俺はサッカー部の練習より





shp「あの」





体が勝手に先輩に吸い寄せられていた。

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