約束を果たすため【wrwrd!】

約束 ページ17

「はぁー……しんどかった…」





ゾムに食害されたおかげで次の時間の体育は



思い通りに体を動かせなかった。





ut「Aちゃん……お疲れ」




「大先生は…大丈夫だったんですか…？」




ut「俺ももう無理や…ほんとなら次ぎの時間サボりたいわ」





「せやけどAちゃんも居るなら俺も居る！」とか言っている大先生。



そもそも授業をサボるなよ。





ut「次の授業ってなんやったっけ」




zm「社会やぞ」




ut「うぃっす……ってかゾムさん居ったんか」




zm「ここは俺の席やぞ。居ってもえぇやろ」




「ゾムさん…先程はどうも…」




zm「どうやったA。良い体力ついたやろ」




「おかげさまで…」





というよりゾムさんが隣の席だったのか。



ほら、やっぱり幹部じゃないか。



前の席に生徒会。隣の席も生徒会。



生徒会に挟まれているから私は女子グループにすごく



睨まれている。



良い迷惑だ。ほんとに。





「社会って……なにするんですか…」




zm「んー。多分歴史ちゃう？

さっき社会の先生に聞いたからな」




ut「歴史って今更どこやんねん」




zm「なんか今回の歴史は長い言うてたからな〜」





そんなに長い歴史がある所を勉強するのか。



そう思うと社会が苦手な私は余計に胃が痛くなってくる。



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先「はい。それでは社会の授業を始めます」




ut「はーい。せんせー。今更社会ってなにするんですかー」





大先生の言っている通りだ。



だいたいの社会は中学でほぼやり尽したようなものだ。





先「今日は中学や1年生で習わなかった「我々国」について

勉強していきます」





えっ…！？



わ、我々国について…？



まさか自分の居た国のことについて話されるなんて。



ほぼわかっているのだが。





ut「ふーん。俺知らん国やわ」




先「一部の国では知られていますからね。

あまり日本では知られていませんから」





そういや島国日本とはあまり関わりなかったな。



それに今忘れ去られているということは



我々国は消滅してしまったんだろう。



……なにしてんのよ。全く

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