約束 ページ15
「シ、シッマ…じゃなくてコネシマさん…!!」
シッマは私の腕を力強く握りしめながら
無言で歩いていく。
流石にシッマの握力じゃ腕が痛い。
「う、腕が…痛いです…!!!
別に逃げたりなんてしませんからっ!!」
kn「……………」
私が必死でそう言うと
シッマは優しく私の腕を離してくれた。
「あ、ありがとうございます……」
結構な階段を登ってきた。
そろそろ屋上なんかな?
と思っているが、シッマが足を進めない。
「…?コネシマ……さん?」
kn「……俺はお前のことが嫌いや」
何この人。酷いな。
まぁ前世よりかはひどくないか。
kn「…やけどな。お前があの女共に囲まれてる時、
んで叩かれる前。なんか知らんけど「お前を守らな」って思ってん」
「…え」
kn「なんでやろうな。俺、女は嫌いなはずやのにな」
するとシッマはこっちを向く。
その表情は少し悲し気だった。
kn「お前はなんか嫌いになられへんねん。
なんでやろうな?」
「……………」
前世の記憶はないが感覚が残っているの…?
でも…なんで私を「守る」って…
だけど……少しだけ嬉しくなってきた。
「…さっきと言っていること矛盾していますよ。
屋上はどこですか?鬱さんを待たせているんでしょう?」
私はニコッとほほ笑んだ。
kn「…知ってると思うけど、俺の名前はコネシマ。
お前が前呼んだようにシッマって呼んでくれたらえぇわ」
「え…?」
kn「さっきも言ったけど女は嫌いや。
せやけどお前は特別。わかったか。
シッマって呼ばんかったら殴るからな」
そう言って照れ隠しなのか。
シッマは私から顔を背け、少し俯いて早歩きで歩き出す。
…本当に、変わらない
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うさもち(プロフ) - 私ねロボロの影響でね最近わししか使わん区なったわ (2019年2月14日 7時) (レス) id: 9102145107 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 現在進行形で、医科村さんのフォロー許可待ちのレモンです!これからも頑張ってください! (2019年2月12日 20時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 前作心いたかったし泣きましたけどこの作品は読んでてニコッてなってます!ショッピ君はどうやった接点で記憶を取り戻したのだろう… (2019年2月12日 20時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
こむぎ@大天使推し - きゃらめる@書記長最推しさん» ^^ (2019年2月11日 17時) (レス) id: fce3d8ed6e (このIDを非表示/違反報告)
719(プロフ) - ロボロの一人称わしって可愛すぎですねありがとうございます( ˙-˙ )スンッ (2019年2月11日 15時) (レス) id: f775326799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:医科村 | 作者ホームページ:https://twitter.com/ikamura0214
作成日時:2019年1月31日 18時