夢 ページ18
sha『そういうことやったんか…』
彼が手に持っているのは彼がいつも被っているニット帽だった。
彼が被っているニット帽は彼女からプレゼントされたものだった。
それが嬉しくて堪らなかった彼はそれをいつも被るようになっていた。
彼女が死"んだ後でも。ずっと。
彼は今夢の中の世界の出来事。表し方を
彼女に教えてもらった後だった。
sha『…Aのその話が本当なんやったら…
四人同時に入ってて大丈夫なんか…？』
「いやいや。正直言ってきついよ」
sha『え"。じゃ、じゃあ…！』
「グルッペンに頼まれたからね。
それに、シャオちゃん達全然ご飯食べて無いでしょ」
sha『な、なんでそれを…！』
「さっきも言ったけど私は魂なんだよ？
体はなくても魂は自由に移動ができる。
いつもご飯食べて無いのバレバレだからね」
sha『……グルッペンの言ってることはやっぱ本当やったんか』
「まぁ…時間ないから……ね」
sha『…さっきから言ってる時間がないって…』
「四人分の夢に入ってるからね……
私は一人。つまり魂は一人分だから…」
sha『え…ほ、他の奴の夢には…』
「あぁ…安心して……
魂を四等分したら入れたから……
まぁその分体力使うから長居はできないけどね」
彼女がそう言うと下からなにかに引っ張られる。
彼が驚いて下を見ると、
"黒いなにか"が彼を暗闇へと引っ張っている様子だった。
sha『な、なんやこれ！？』
「あぁ……やっぱり魂一つ分じゃなかったらきついか…」
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ゆん - 夢の中であった所泣きました。いいお話でした続きを楽しみにしております頑張ってください。 (2019年3月23日 7時) (
レス) id: a02a70e128 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 泣きました。このお話良かったです！これからも頑張ってください！Twitterも見させてもらいます！ (2019年3月23日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：医科村 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ikamura0214
作成日時：2019年3月22日 14時
