3話 ページ3
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丁度よくマネージャの木野が通りかかる
木野「円堂くーん！」
円堂「おぉ！木野！」
木野「ごめん、グラウンド借りれなくて…」
円堂「仕方ないさ」
木野「みんなは？」
円堂「いつもと同じっ」
木野「練習しろって言ってこようか？」
円堂「いいよ、きっとその内やる気になってくれるさ…あいつらだって本当はサッカー大好きなんだから！」
木野「じゃあ、また河川敷行くんだ！小学生のチーム相手で練習になってる？」
円堂「あぁ…あいつら結構やるんだぜ！木野も見れば分かるって！」
__________河川敷
河川敷では円堂の良く通る声とサッカーボールを蹴る小学生の楽しそうな声が聞こえてくる。すると橋のところに1人の少女が河川敷の方に向かって歩いてきていた。
A「(サッカーか…)」
円堂の姿を見たAは昨日の練習での出来事を思い出していた
__________昨日、帝国学園サッカーグラウンド
？？「佐久間！そのままあがれ！」
佐久間「おう！」
ベンチに座ってただサッカーを見ているAはどこか困ったような表情で仲間達を見ている
A「(私がここにいる意味はなんだ…サッカーは私にとってなんだって言うんだ…)」
本当だったら今頃仲間達と練習しているはずなのに仲間達と距離があるように感じる。サッカーに対する思いが仲間とは全く違うような気がして気まずくなっているのを感じている。視線を自分の足に向けていき、答えを見つけ出そうとしているところに1つ足音が近づいた
？？「いつまでそうしているつもりだ。早くピッチに来ないか」
先程まで仲間に指示を飛ばしていた帝国の天才ゲームメーカー鬼道有人だ
鬼道「最近のお前は可笑しい。何があったかは知らないが、今は総帥の使命のために早く練習に参加しろ」
A「(総帥のため…？帝国はずっと総帥のためだけにサッカーをしてきたのか？私は今の帝国の仲間達に本来あるべきサッカーではなく間違ったことを教えてきたのか…？)」
鬼道「A…？」
とそこに休憩中の佐久間と源田が歩いてきた
佐久間「A最近元気ないじゃないか。早く来いよ。教えてもらいたいことが沢山あるんだ！」
源田「ずっと不調気味だがどうした？部活にも顔出さない日が出てきて俺達も心配してるんだ。俺達は女帝であるお前が必要なんだよ。俺達を導いてくれA」
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作者名：shortpeace | 作成日時：2023年1月6日 1時
