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「Aっ！！」
翔くんがぐしゃぐしゃってした髪を
手櫛で整えてたら遠くから大きな声で呼ばれた。
ん？って同じタイミングで一瞬目を見合わせて
翔くんが声のした後ろの方へ振り返る。
私はその背中の向こう側をひょいっと覗きこむ。
と、さっきの声は遠くに聞こえてたのに
思いのほか近いところに知った顔があって。
「えっ！…潤くん！！」
思わず立ち上がるあたし。
こっちに向き直った翔くんの顔が近い。
首を傾げて小さく“知り合い？”って聞いた。
「あーうん。…えっと、あの…幼馴染で。」
って紹介してみたものの
なんか潤くん機嫌悪そうだし…顔怖いし…。
「んーっと…あ、潤くんどしたの？」
呼んだわりに何も言わないし気まずいし。
見られたくない人に見つかっちゃって
なんとも居心地悪いというか気まずいというか。
ていうか、翔くんのことジロジロ見ないで…。
「…ふーーーん。」
「な、なに？！
用事ないならアッチ行ってよ…。」
「んぁ？
お前だれに向かってそんな口利いてんの？
つか用事なかったら声かけねーし。」
伸びてきた腕を避けられず
いつも通り頭をぐっと掴まれてブンブンされる。
あぁっ！翔くんの前なのに…！
「んもっ！ちょっ…と…潤くんっ！！
しょ…翔くん見…てる…からっっ」
頭が振れてるからまともに喋れやしない。
「あぁ？しょーくんっての？
…どうも松本です。
うちのAが世話になってるみたいで。
まぁ仲良くしてやってよ。
つっても、ほ・ど・ほ・ど・に？よろしく。」
そういって翔くんに向けられる笑顔は
昔からよく見る外用スマイル。
通称、天使の微笑みだった。
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でこぼこ(プロフ) - 櫻宮さん» ありがとうございます！とっても嬉しいお言葉(о´∀`о)単純な作者なので、きっと今日明日にはまた何話かUP出来ると思います（笑）最後まで是非お付き合いください(^^) (2019年11月8日 10時) (
レス) id: deca25d402 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 実はこういったお話が凄く好きで不器用だけど真っ直ぐな皆とか何か確執みたいなものを抱えているとか…でこぼこさんの作品をもっと読みたいと思いました！ (2019年11月6日 10時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
でこぼこ(プロフ) - 櫻宮さん» コメントありがとうございます(*^^*)あやふやな関係やふわふわした感情に翻弄され気味の主人公が、嫌われたら可哀想だなと思っていたので、愛おしいと言って貰えたことがとっても嬉しい！櫻宮さんの言葉を励みに、また書き進めていきますね(´∀｀*) (2019年11月5日 16時) (レス) id: deca25d402 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 皆不器用だけど真っ直ぐで…そんなあやふやな位置関係にいる主人公が健気で愛おしくて好きです。早く次が読みたい！ (2019年11月5日 12時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2018年11月29日 14時
