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「あ、ちょっとだけ聞きましたよ。
部下の中にかなりの無鉄砲がいるって」
少しだけ噂になってました、と言ったチーノに、ひとらんらんは困り眉で視線を横に泳がした。
どうやら、嘘ではないらしい。
「ああ……うん。まあ、元気な子は多いよ」
「あ、本当なんや」
どうやら、今日の失敗はその部下が原因らしかった。
例の部下の彼女は、一匹狼というわけではないが、無茶をしすぎだったのだという。
今日はその無茶が原因で、仲間を失いそうになったそうだ。
ひとらんらんが怪我をしたのは、攫われそうになった別の仲間を助けるためだったらしい。
おまけに片腕を海に落とすところだったと。
危機一髪である。
「怪我は……これからしんぺいさんのところですか？」
「うん。
ひとまず今日のことは解決したし、さすがに俺もこのまま過ごしたくないからね」
ひとらんらんは片腕を割られていた。
右腕の制服部分が平べったいのはそのせいだった。
それだけではない。
よく見たら顔の頬や首筋にはヒビが入っている。
歩いているのが不思議なくらいだ。
真面目な彼のことだから、治療よりも報告、だったのだろう。
疲労を隠せずにいるひとらんらんを足止めするわけにもいかず、チーノはそのまま、お気を付けて、と言って彼を見送った。
割られた片腕を持ちながら、もう片方の腕でこちらに手を振る海軍大臣はチーノに優しい笑顔を向けた。
小さくなった彼の姿を見つめながら、チーノは考える。
(遠征中のゾムさんたち、大丈夫かな)
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鯉口(プロフ) - あきらさん» コメントありがとうございます！最初の注意事項の項目を読んで察していただけると幸いです (2022年7月20日 0時) (
レス) @page1 id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
あきら - 宝石の国、、、、？あっいつも見てます頑張ってください (2022年7月19日 18時) (レス) id: 59a8197af5 (このIDを非表示/違反報告)
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