最強と妹

新入生 ページ1

虎杖




｢五条Aです、よろしくね？｣

俺も釘崎も入学して、少したった今日

またまた入学生が来た


とても小柄で可愛らしい、クリーム色の髪をした女の子

そして、“五条”という聞きなれた苗字









Aと名乗った彼女はそのまま真っ直ぐ進み

俺の前で立ち止まった


｢…あなたが、宿儺くんの器？｣


｢え…あ、そうっす｣


急なことで、自分でもびっくりするぐらい間抜けな声が出た



｢そっか、…宿儺くんと仲良くしてあげてね｣


それだけ言って、また
教壇に戻る

綺麗な髪をなびかせて、








…………………、って！

ちょっと待て！！？




え、どー言うことっ！？

なんで宿儺に君付けっ！




そして、“五条”とは！？


え、ごじょうって五条？


先生の親戚かなんか？





1人で混乱していると、扉が勢いよく開かれた


｢やぁ！みんなおはようっ｣


あ、俺の知ってる方の五条先生だ


｢…あ、｣


さっきまでニコニコだった五条先生は五条と顔を見合わせると少し固まった


……なんかいいづれぇ


｢…あーれっ？今日だったっけ？Aがくんの｣


｢…うん｣


しばらくの無言が続く



｢…って、どー言うことよ｣

｢何が何だかわかんないんだけど？｣


彼女が入ってきてから1度も口を開かなかった釘崎がやっと入ってきた


｢そーだよ先生、俺も全然状況わかんねぇ｣



それを言うと、１回なんかを考える素振りをして

また、ニコッと笑った



｢いやぁ〜、僕も今の今まで忘れていたわけだけども
今日はこの子が入ってくる日だった｣


ポンっと五条の肩に触れると
もう一度口を開く





｢自己紹介しちゃったと思うけど、
この子は五条A

僕の妹だから仲良くしてやって｣

｢僕、学長に呼ばれてるから
また後でね〜｣


それだけ言い残し、消えていった

妹→

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