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第108話 ページ8

貴女side





中原「ボス。指示通り探偵社を動かせました」



森「ご苦労。」





探偵社の拠点から離れた場所で無線を耳に押し当てる





森「…次の段階だが」



中原「はい」



森「…太宰君をポートマフィア幹部に勧誘する」



貴女「なっ、」



中原「………」





森「このままでは矢張りA君は探偵社になってしまう」



貴女「なりません!」



森「君の事は信じている。だけど相手はあの太宰君だ

どんな手を使って君を奪われるか分からない



だから君も失わず、あの頭脳を手に入れる。

最適解だよ」





貴女「しかし…」



中原「………」





森「これは純粋な質問だ。…A君自身は


太宰君と一緒になることを拒絶するのかね

彼は君の実の兄だ。そして君に対して執着心がある。」



貴女「……」




森「家族を奪った事を恨んでいるかい」




貴女「…………」







確かに兄さんは両親を見殺しにし


私をマフィアに入れた




だけどそれには兄さんなりの大きな理由があった



正義と悪の差を私は見誤ったが兄さんがあんなに怒っているのは初めて見た



兄さんをそれほど動かす程の事が私の知らない所で起きたのだろう




そして私には…





中原「ん?」





だからもう……






貴女「………恨んではいません」




森「ならば君は太宰君勧誘に反対は無いね?」



貴女「……はい。」




森「中也君。」



中原「はい。ボス」



森「…夢野久作を解放する」



中原「っしかし、あれは」



森「良いね」



中原「…承知しました」




Qと呼ばれている座敷牢に封印されたマフィアの一員か




森「さて、A君。」



貴女「はい」




森「Qを解放するにあたり太宰君を巻き込む訳には行かない


そこで太宰君を誘き寄せ、安全な所で勧誘をしなさい」




貴女「……それって」






森「そうだよ。


君が





太宰君を勧誘するんだ」

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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ライ - 続きみたいです ただ病気などには気をつけてくださいね (4月26日 21時) (レス) @page11 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
ライ - 二度目は無くってよぉっで吹いた (3月4日 17時) (レス) @page2 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 苓さん» コメントありがとうございます😆他の作品も読んで頂けなんて…😭書物は凄く面白いお話なので共有出来て嬉しいです!こちらこそ本当にありがとうございます🥹これからも楽しんで頂けるよう努めますのでよろしくお願い致します🥰 (2月25日 19時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます😆そのように言って頂けてとても嬉しいです🥹これからも頑張ります! (2月25日 19時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
- 長く拙い文章で申し訳ありません。失礼しました。 (2月23日 14時) (レス) id: 50b5b27097 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高杉りた | 作成日時:2024年2月11日 21時

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