第60話 ページ10
貴女side
その日は眠れず
夜明けと共に家を出た
彼が起きるより早く。
貴女「くぁ…」
本部のロビーの長椅子に腰かけ欠伸をする
貴女「………」
だが昨夜ほどの涙は出ない
？「お疲れ様です！」
貴女「あ…。あなたは確か芥川の…」
？「樋口です」
突然声をかけられ驚いた
貴女「太宰です」
樋口「はい、承知しています太宰さん」
貴女「…敬語やめてください」
樋口「貴女は次期五大幹部に就任される方です」
貴女「まだ決まっては…」
？「その通りだ。その者に敬意を払う必要はない樋口」
貴女「うわ」
樋口「先輩…」
咳払いが聞こえ声主が現れる
貴女「芥川…」
芥川「貴様は太宰さんのお下がりの座を手にしたまで」
貴女「私も太宰さんだが」
芥川「やはり貴様は気に入らぬ。」
貴女「結構。私もそう思う」
芥川とはずっとバチバチだった
同い歳だが
太宰治の妹で中原中也の部下
さらに異能無効化の能力で芥川は私が大嫌いで
出会いや部下への態度、私への挑発的な言動で
私は芥川が大嫌いだ
貴女「そういえば前兄さんに会った」
芥川「何っ。何処だ？何処で太宰さんとっ」
貴女「ここに書いてある場所でだ」
そう云いメモを取り出し文字を書く
貴女「ここに行けばきっと会える」
芥川の手を取りメモを渡す
芥川「何故紙に…」
貴女「誰が何処で聞いてるか分からない」
芥川「……」
貴女「見ていい。」
恐る恐るメモを開く芥川。
『夢の中』
芥川「貴様っ！！殺す！羅生門！」
樋口「芥川先輩！やめてください！」
歯ぎしりを鳴らし外套が黒獣へ変わる
樋口「太宰さん！逃げてください！」
貴女「大丈夫、大丈夫。私には効かないから」
心配する樋口を他所に私はヘラヘラしていた
黒獣が口を開けて飛んでくる
だが私に届く直前
光が飛び散り黒獣も消える
芥川「何故だっ、斜陽には発動までの時間があるはず」
貴女「メモ渡した時から発動済み」
芥川「渡す時僕に触れるため…だからわざわざ紙に…！
やはり気に入らぬ。貴様もその異能も」
貴女「だから私もそう思う」
芥川「いつか僕が貴様を倒す」
貴女「やってみたまえー」
芥川「太宰さんの真似をするな！」
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高杉りた(プロフ) - 宇宙さん» コメントありがとうございます🥹そうです！誕生日です！気づいて貰えて嬉しいです✨絶対会話に4分もかかってないけどどうしてもやりたかったです笑更新遅めですが引き続き楽しんでいただけると幸いです😌 (2月19日 10時) (
レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - 89話の中也と太宰ちゃんの通話時間は、中也の誕生日と同じ数字ですね！ 意図されてなかったらすいません！ 今一気に読ませて頂いてるんですが、最高です！ (2月18日 8時) (レス) id: 903686ae9a (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あ、あ、、あぁああ、、、😵💫🌀💗最高すぎます🥹🫶🏻続き待ってます！！！！ (1月12日 19時) (レス) @page21 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽて - やばいやばいやばい！かっこいい、、！続き楽しみにしてます！ (1月11日 20時) (レス) @page21 id: d1b129b244 (このIDを非表示/違反報告)
Efu(プロフ) - え、待って好きすぎるんだが？？？🤦♀️🤦♀️🤦♀️ 続き待ってます！！ (1月9日 2時) (レス) @page11 id: c48b566125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高杉りた | 作成日時：2024年1月5日 18時
