斜陽2【中原中也】

第97話 ページ47

貴女side






貴女「首領、太宰です」



森「入りなさい」



貴女「失礼します」





今日も仕事を片付け報告に上がる





森「終わったのかね」



貴女「指示通り、完了しました」



森「君は本当に仕事が早いね」



貴女「いえ。次は何を？」



森「今日はもう帰りなさい」



貴女「え…」




じんわり部屋に差し込む日を見る





貴女「まだ昼ですが」



森「中也くんが帰ってくる」



貴女「え、本当ですか？」



森「想像以上の速さだよ」



貴女「私は何も聞いて無いです」



森「驚かせようとしていると思うよ」



貴女「なんで首領私に云ったんです…」



森「逆サプライズとかどうかなって」



貴女「逆？」



森「豪華な食事で出迎えてあげなさい」



貴女「…なるほど」



森「私からはこの葡萄酒を。」



貴女「預かります」





如何にも高級そうな瓶を受け取る





森「これで機嫌なおるかなあ」



貴女「大丈夫ですよ多分」



森「Aくん頼むよおどうか中也くんの気を」



貴女「努めます」





中也さんに会える…





森「おやおや。そんな顔をするなんて」



貴女「なんです」



森「なんでもないよ。ただ


君をポートマフィアに入れて良かった。」




貴女「首領…」





ニコニコと父親の顔をする首領に一礼し部屋を後にする








貴女「何作ろう」

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