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第80話 ページ30

貴女side






右手に現れた透明な薄い壁に覆われた空間



左手で触ると弾かれる





貴女「……」



太宰「異能の力によって再現度はそれぞれだろう」



芥川「…いずれ僕の羅生門も、か」




呆れた芥川がため息をついた




太宰「そういう事。どんな異能でも取り込める君はポートマフィア最恐の異能者になる


それを見越して私は君をマフィアに入れた。」



貴女「……」




中也さんと組ませるためだけではなかったのか…




太宰「私より劣る力?真逆だよ。


君は私を超えている。」




貴女「…中也さんはこの事、」




太宰「知らないだろうね


君には才能がある、とヒントは云ったのだけれど。」



貴女「………でも前はそんな話してくれなかった

兄さんは無効化だと予想していたとしか」




太宰「私には私の考えがある。


あの時はまだ云うべきではなかった。」




貴女「……」




まだ何か考えているのか…






太宰「その力を頭を使って使いこなせていたら今二人で来れば私に勝てていたかもね」




貴女「…何処へ」




背を向け歩き出した兄さん





太宰「君を探偵社に入れるのはまだ先のようだ」



貴女「兄さ、」



太宰「また会おう。妹よ」



貴女「待っ、」






瞬きと一緒に姿が見えなくなる





芥川「A。」



貴女「……」



芥川「もう、作戦は失敗だ。

帰るぞ」



貴女「……」



芥川「何を項垂れている。不愉快なのは僕の方だ


帰ってボスに報告だ。貴様の異能と、探偵社勧誘が引き伸ばしになったことも」




貴女「………………………………わかった。」

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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高杉りた(プロフ) - 宇宙さん» コメントありがとうございます🥹そうです!誕生日です!気づいて貰えて嬉しいです✨絶対会話に4分もかかってないけどどうしてもやりたかったです笑更新遅めですが引き続き楽しんでいただけると幸いです😌 (2月19日 10時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - 89話の中也と太宰ちゃんの通話時間は、中也の誕生日と同じ数字ですね! 意図されてなかったらすいません! 今一気に読ませて頂いてるんですが、最高です! (2月18日 8時) (レス) id: 903686ae9a (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あ、あ、、あぁああ、、、😵‍💫🌀💗最高すぎます🥹🫶🏻続き待ってます!!!! (1月12日 19時) (レス) @page21 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽて - やばいやばいやばい!かっこいい、、!続き楽しみにしてます! (1月11日 20時) (レス) @page21 id: d1b129b244 (このIDを非表示/違反報告)
Efu(プロフ) - え、待って好きすぎるんだが???🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️ 続き待ってます!! (1月9日 2時) (レス) @page11 id: c48b566125 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高杉りた | 作成日時:2024年1月5日 18時

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