第75話 ページ25
貴女side
貴女「…いい迷惑なのですが」
中原「全くだ」
森「福沢殿は善の人間だからね。
君の境遇を聞き放っておけないたちだ」
貴女「………ポートマフィアが悪だと？」
森「それは君が身をもって知っているのでないのかな」
悲しそうな首領の顔が
両親の死に顔を思い出させる
貴女「掟を重んじ組織の均衡を保つ
それが悪だと誰が云えますか」
森「………」
中原「……」
目を丸くさせ驚いた首領だが
ふっと優しく笑い紙をくしゃくしゃにして捨てた
森「これはきっと福沢殿の独断。」
貴女「行きませんよ」
森「分かっているよAくん。
だけど恐れるべきは太宰くんだ」
中原「ですね」
貴女「何故です？」
中原「あのぽんつくがお前を探偵社に入れなかったのは両親と同じく暗殺の対象になるからだ。
自分一人では守りきれないと思ってな」
森「だけど社長である福沢殿が君を守ることも加味して君を引き入れようとするなら話は別だ
探偵社は強い。君をマフィアから守るなんて造作もないだろう
もっとも、私は君が抜けたとしても追うつもりはないがね」
貴女「有り得ません」
森「そうだね。君はマフィアだ。
だけど太宰くんがその気になればあっという間に君は探偵社にされてしまう」
中原「させねェ…」
森「だが太宰くん相手は骨が折れる
だから先手を打とう」
貴女「先手…？」
森「太宰くんを
ポートマフィアに連れ戻す」
中原「反対です」
貴女「…私も…」
森「何故？中也くん。君の相棒に相応しいのは彼のはずだよ」
中原「あいつとは合わねェ。無効化ならAがいます」
貴女「そうです…。あの人が戻ってきたら私の居場所が」
森「Aくん。中也くんが君に求めているのは異能ではないよ。」
貴女「…それは」
森「私が彼を取り戻したいのはあの頭脳だ
未来予知でもしているかのようなあの頭脳がポートマフィアに必要だと思う」
中原「…」
貴女「…」
確かに首領の言う通りだ
兄さんのような頭脳の持ち主は貴重で重要…
森「これはボスの命令だ
太宰くん奪還の準備を
Aくんと芥川くんに命ずる」
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高杉りた(プロフ) - 宇宙さん» コメントありがとうございます🥹そうです！誕生日です！気づいて貰えて嬉しいです✨絶対会話に4分もかかってないけどどうしてもやりたかったです笑更新遅めですが引き続き楽しんでいただけると幸いです😌 (2月19日 10時) (
レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - 89話の中也と太宰ちゃんの通話時間は、中也の誕生日と同じ数字ですね！ 意図されてなかったらすいません！ 今一気に読ませて頂いてるんですが、最高です！ (2月18日 8時) (レス) id: 903686ae9a (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あ、あ、、あぁああ、、、😵💫🌀💗最高すぎます🥹🫶🏻続き待ってます！！！！ (1月12日 19時) (レス) @page21 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽて - やばいやばいやばい！かっこいい、、！続き楽しみにしてます！ (1月11日 20時) (レス) @page21 id: d1b129b244 (このIDを非表示/違反報告)
Efu(プロフ) - え、待って好きすぎるんだが？？？🤦♀️🤦♀️🤦♀️ 続き待ってます！！ (1月9日 2時) (レス) @page11 id: c48b566125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高杉りた | 作成日時：2024年1月5日 18時
