第61話 ページ11
貴女side
先に行く芥川と私にぺこぺこしながら芥川を追いかけた樋口
その二人を見送り再び長椅子に腰を下ろす
？「やるじゃねェか」
貴女「っ」
？「挑発の仕方が太宰のぽんつくそっくりだぜ」
目線を足元からゆっくり声の主に向ける
貴女「…中原幹部」
中原「俺も散々食らった」
貴女「………おはようございます」
中原「……俺より早く起きれたんだな。
それも黙って出ていくとは」
貴女「………」
中原「早朝の呼び出しには見えねェが
此処で何してンだ」
やはり昨日は酔っていただけか
昨夜の彼は何処にもいない
いつもの彼だ
貴女「………早く着きすぎました」
中原「…そうかよ。」
諦めたような顔で歩を進め彼は行ってしまった
今日もあの一室で書類作業だろうか
貴女「…私もそろそろ行くか」
＿＿＿
＿
広津「お待ちしておりました太宰さん」
貴女「早く着いたと思ったが…」
既に待っていた黒蜥蜴。
この組織はいつもそうだ
貴女「広津さん、黒蜥蜴の指揮はあなたに任せます」
広津「承知致しました」
貴女「今回の作戦だけお互い共通認識があれば良いと思います」
広津「はい。早速ですが
今回はある組織の暗殺、書類の奪還です
暗殺と奪還、どう分けましょう」
貴女「書類の管理は異能によるバリアのような物で守られています
私の無効化で書類は奪還します
暗殺を黒蜥蜴にお願いしたい」
広津「わかりました」
作戦が決まり黒蜥蜴に指示する広津さん
そういえば黒蜥蜴に凄腕の暗殺者がいると…
広津「今回は少数精鋭で行きます
黒蜥蜴からは私とこちらの銀が同行いたします」
貴女「…………なんか…誰かに似てるような…」
口元は隠れているけれどこの綺麗な顔は見覚えがある
銀「兄がお世話になっています」
貴女「…兄、？」
鈴のような声と言葉に驚く
銀「芥川です」
貴女「えっ…」
おしとやかで美しく笑う銀さんの背後に
あの狂狗が浮かび上がる
銀「それと太宰さんにもお世話になりました」
貴女「あ……そうか。芥川の妹という事は兄に拾われて…」
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高杉りた(プロフ) - 宇宙さん» コメントありがとうございます🥹そうです！誕生日です！気づいて貰えて嬉しいです✨絶対会話に4分もかかってないけどどうしてもやりたかったです笑更新遅めですが引き続き楽しんでいただけると幸いです😌 (2月19日 10時) (
レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - 89話の中也と太宰ちゃんの通話時間は、中也の誕生日と同じ数字ですね！ 意図されてなかったらすいません！ 今一気に読ませて頂いてるんですが、最高です！ (2月18日 8時) (レス) id: 903686ae9a (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あ、あ、、あぁああ、、、😵💫🌀💗最高すぎます🥹🫶🏻続き待ってます！！！！ (1月12日 19時) (レス) @page21 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽて - やばいやばいやばい！かっこいい、、！続き楽しみにしてます！ (1月11日 20時) (レス) @page21 id: d1b129b244 (このIDを非表示/違反報告)
Efu(プロフ) - え、待って好きすぎるんだが？？？🤦♀️🤦♀️🤦♀️ 続き待ってます！！ (1月9日 2時) (レス) @page11 id: c48b566125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高杉りた | 作成日時：2024年1月5日 18時
