第10話 ページ10
貴女side
貴女「……………」
部屋に差し込み陽の光と
心地よい音…
ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
ｼﾞｭｰ
貴女「…いい匂い、」
目を覚ますと同時に
今日は眠れたことに気づく
貴女「…着替え、」
スーツを手に取り袖を通す
チョーカーは肌身離さずつけている
中原「Aー、起きれっかー」
貴女「…はい…おはようございます」
中原「お、眠れたみてェだな」
安心したかのような声色で朝から落ち着く人だ
中原「もうすぐ朝飯できるから座ってろ」
貴女「…中也さん、料理できるんですね…」
中原「手前が来るまで一人だったからな」
まるであなたが兄のようだ
貴女「本来なら女の私がすべきなのに…」
中原「そういう女だとかと男だとか俺ァ好きじゃねェぞ」
貴女「……」
中原「ほい、しっかり食えよ」
貴女「…美味しそう、」
目の前に置かれたオシャレな朝食は失意のどん底の私でも食欲を湧かせる
貴女「…いただきます」
中原「おう」
貴女「…………」
中原「どうだ。口に合うか」
貴女「……美味しいです」
中原「そりゃ良かった」
銃撃戦を勘違いしている脳筋の中也さんが作ったとは思えない美味しさだ
中原「手前、今失礼なこと思ったか」
貴女「…いえ。」
中原「……まァいい。ところで今日の予定だが…」
貴女「……どうしました？」
中原「……俺の見込みで手前は立派になる。
…上の地位に立った時、力になってくれるやつらを紹介する」
貴女「……異能力を持たない私が上に行くとは思えませんが。
それに私は、中也さんの部下でいたいです」
中原「変なやつだな。
ま、とりあえず今日会うヤツらは既に手前の地位なら動かせるやつらだ」
貴女「………入って数日の私に動かされたらたまったもんじゃないでしょうね」
中也さんの権力の広さがわかる…
だがそれも中也さんが強いという理由だけでなく
首領から信頼され、部下を大切にする中也さんだからこその権限なんだろう
中原「支度出来たら行くぞ」
貴女「…あの、その会う人たちって、」
中原「聞いた事あるかもな
ポートマフィア傘下組織。
黒蜥蜴だ。」
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リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (
レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！モチベ上がります頑張ります！！！ (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい！ (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高杉りた | 作成日時：2023年12月27日 18時
