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第31話 ページ31

貴女side






それから私は


人を撃てるように(マフィアらしく)なった





そして異能力者として太宰治の妹として名を馳せ




首領がお呼びになった







貴女「………太宰です」



森「入りなさい」



貴女「失礼します」





相変わらず広い部屋に椅子がポツリ




そして




貴女「……中也さん…」


中原「おう」





首領の隣にいた彼は帽子を取っていた





貴女「……首領。」



森「Aくん。君を呼んだのは他でもない。


……太宰くんにあったみたいだね」



貴女「………はい」




森「彼は敵対組織である探偵社に身を置いた。

探偵社は強いし彼自身も頭が切れる


そう簡単に手出しが出来なくなってしまったよ

芥川くんも彼を取り戻すのを諦めたようだ」



貴女「……それが何か」



森「君はそんな彼の肉親。正直私は君を警戒していた


中也くんがいきなり引き取ると言ったのも含めてね」





中也さんと目が合うがすぐ首領へ戻す





森「だが君は太宰くんを撃った。


そして太宰くんを撃ってからの君の成績はうなぎ登り。

銃撃戦に中也くん直伝の体術。そして


異能力無効化…。」



貴女「…」



森「君はマフィアになるために生まれてきたような人だ」



貴女「……何が、言いたいのですか」



森「…………ふふ。まるで太宰くんと話しているようだよ」



貴女「………」



森「そう睨まないで。


私が言いたいのはね………





まだ私に






復讐を考えているかい?」





貴女「・・・


……なんでもお見通しですか」




中原「……」




森「いやあね、さすがの私でも


太宰くんの影がチラつく君が相手となると


余裕がなくてね」





そういい私の背後を睨む首領




森「君の背後で太宰くんが不敵な笑みを浮かべる…」



貴女「幻影です」



森「そう。私は幻影が見えてしまうほどに君を恐れている


……だが君は太宰くんを撃った。


それも感情的になって。」



貴女「……」



森「それを聞いて私は君を信じることにした。

兄を撃つなんて演技じゃできないだろう」



貴女「……撃ったことが嘘かもしれないのに」



森「芥川くんに尾行させていた。彼から詳細を聞いている」





だから私に兄さんの情報を…





森「マフィアとして優秀な君の憂いは太宰くんの影だけだった

だけどそれも消える…。



そこで、どうだいAくん。




昇格してみないかい」

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!モチベ上がります頑張ります!!! (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい! (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高杉りた | 作成日時:2023年12月27日 18時

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