第4話 ページ4
貴女side
中原「着いたぜ」
貴女「……ここは、」
中原「俺ン家だ」
貴女「……なぜ…」
中原「家ねェだろ」
貴女「…」
立派な家を目の前に足が立ち止まる
中原「まだ歩けねェのか」
貴女「……いえ…」
中原「ほら行くぞ」
手を引かれ中也さんの後をついて行く
貴女「…お邪魔します…」
中原「そこの部屋。好きに使え」
貴女「……」
広い部屋に新しい家具
中原「それと、ほらよ」
貴女「ん、」
真っ白なタオルと着替えを押し付けられ
中原「風呂入ってこい」
浴室を案内される
中原「俺ァリビングにいる」
貴女「……ありがとうございます…」
広い浴室に私一人。
体を見下ろすと
両親の返り血…
貴女「…父さん…母さん…」
曇った瞳でただ血を流す両親の顔は
深く脳裏に焼き付いている
両親は殺され
兄は行方不明…
そして私はマフィアの一員…。
銃の扱いも知らず
異能力も持たず…
こんな私に何ができるだろうか…
そして
なぜ中也さんは私を…………
水に溶けて行く血がだんだん見えなくなる
泡立ちも香りもいい石鹸
体が浄化されていく感覚とは裏腹に
心を覆う暗い霧
貴女「…………」
両親の死に顔
向けられた銃口
笑う黒い男達
貴女「…………ポートマフィアに……
………復讐しよう…」
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リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!モチベ上がります頑張ります!!! (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい! (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高杉りた | 作成日時:2023年12月27日 18時