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第302話 ページ2







貴「まだ……破門、されてなかったんだな…」





銀時「…」







そういった鬼は





あの頃と同じ笑みを浮かべ嘆いていた







銀時「A、」






ザシュッ






貴「っ、」





銀時「A…!!」






歩み寄ろうとした瞬間




Aは貫かれていた







朧「言ったはずだ…師に拾ってもらった命


無駄にするものではない…。



八咫烏が告げし天啓に二度目はない…




松陽の弟子たちよ。」






銀時「お前…」






朧「お前達の剣はもう天には届かぬ


いや、とうの昔にその剣は折れていたはず



なのに…何故だ。白夜叉…」






銀時「くっ…」






朧「お前は未だにその折れた剣を握りしめ


師を斬り、かつての友とさえ斬り合い


いったいまだ何と戦おうとしている…」





銀時「敵なら…ここにいるさ…

今も昔も俺たちは変わらねぇ…



それぞれがそれぞれの胸に掲げた侍になるために


自分自身と戦ってきた…



俺はこいつの侍をやり方を認める訳にはいかねぇ…


たとえ斬ることになってもこいつを止める…



だが…この世で誰よりのこいつの気持ちを知っているのも


この俺だ。


この世で最も憎んだものも同じだ


てめぇらだけにはこいつを斬る資格はねぇ…」





朧「…」






銀時「こいつを斬るのも守るのも…この俺だ。


それが俺の定めた侍だ」





朧「やはり…あの時死ぬべきであったか…

松陽もあの世で嘆いていよう



己の命を落として守った弟子たちが

己がためにその憎しみに身を焦がし


その命を散らして行くことを



さらばだ松陽の弟子たちよ



師と友の元へ帰れ」





何もわかってない…





俺たちの命を





俺たちの息遣いを…!







銀時「てめぇが!!松陽を…!」





貴「語るんじゃねぇ…!!」






グシャッ






貴「てめぇもしかと焼き付けておきなァ…

その目に最後に映した面を…


私か…それともこいつか…



どちらがここでくたばろうが…


どちらかが必ずてめぇらを…地獄に送る…」





朧「…貴様らはどちらもここで終わる定めだ…!!」

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たかすぎりた(プロフ) - 課題でリーフレタス育ててるけどレポートめんどくさいさん» 正常です笑笑。笑ってしまいました笑おまたせしましたが、続編も出ましたので、何卒よろしくお願いします! (2022年7月25日 1時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - れいさん» おまたせしてしまいすみません(泣)1日でですか?!びっくりです笑そして感想がとてもありがいです!神作だなんてもったいないお言葉です(--;)でも感謝の意も込めてこれからも頑張ります! (2022年7月25日 1時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - 咲夜さん» お喜びいただけて嬉しい限りです!評価ありがとうございます!!引き続きお楽しみいただけるよう頑張りますのでどうか応援の程よろしくお願いします! (2022年7月25日 1時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - ちゅんさん» お時間割いていただきありがとうございます!思ったより長くなったのでここまで応援してくださる皆様、頭あがりません笑いつもありがとうございます! (2022年7月25日 1時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - TSUBAKIさん» ほんとに長らくお待たせしましたm(_ _)m必ず読んでよかったと思っていただけるような作品にしますのでこれからもご愛顧お願いします! (2022年7月25日 1時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高杉りた | 作成日時:2022年3月11日 0時

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